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長尾 正

[No.87]  長尾 正のおすすめ
あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント
鴻上 尚史 (著) 講談社文庫


ふらっと、本屋の棚で見つけて買った本です。

はじめにの部分に「僕は、演劇の演出家を20年近くやっていますが、ずっと不思議に思っていることがあります。それは、「顔」や「髪型」「服装」と同じように、どうして自分の「声」や「体」「感情」「言葉」に気を使わないのだろう?ということです。」と書いてありました。どこを読んでも、この20年間の経験がにじみでています。感情についての個所では、落ち込んでいるときに何が大切かが書かれています。落ち込みの感情を自分で意識的に、気分転換するには、どのくらいの時間がかかるかを知っていることが重要だというのです。どのくらい自分の感情をコントロールできるかを、著者は、感情の教養といってます。ふと気づけば、まわりに、そういった人はいないでしょうか? 自分の感情の状態についていて分かっていて、「今、ちょっと頭に来ているから、20分くらい散歩して、気分転換してくるよ」というような人です。さらに演劇の用語で、面白い言葉に「三つ輪」というのがありました。簡単に言えば、一人でいるのが 第一の輪、2人でいるのが、第二の輪、みんなといるのが、第三の輪です。有名な演出家スタニフラススキーの言葉です。大切なことは、第一の輪が一番安心できる環境だということです。スタニスラフスキーは、あがってしまった役者に、第一の輪に戻ってくるようにと指示しています。人前であがった人が、独り言をいって立ち直るを誰もが思い出すでしょう。

最後のあとがきに著者がどうしてこの本を書いたのかが書かれています。この本は全体的に丁寧で、誰にでもすぐに実践でき、効果のあることばかりが書かれています。それが後書きにもわかりやすく書いてあります。「はじめ」を読んでも、「あとがき」を読んでも、つい買ってしまう本でした。

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