販売員のアクション(体の動き)を分析して、どんな人なら売れるかを実践的に書いている本です。めちゃくちゃ面白いです。実は、この2人の著者の書いている本は、新しい本がでるのを見つけるたびにすべて買っています。内容は、いつも同じようなんですが、切り口や分析が少しずづ進歩しています。もちろん、初めて本を手にする人のために、定番の事例もでています。それは、デパートの地下食料品売り場の販売員の動き方です。販売員の動きが違うだけで、売上が5割も変わってしまうのです。どんな販売員が売れるのかは、読んでのお楽しみですけど、常識とはちょっと違います。
今回の本には、セールスマンの事例分析がいくつかあります。例えば、自動車のトップセールスマンの事例では、どちらかといえば、車の知識のないセールスマンでも、トップの販売実績があるのを彼の動きで解明してます。彼は、ほとんど自動車の説明や説得をしないでも売れているのです。そして、今回、特に面白かったのは、高額の羽根布団を売るセールスマンの動きについてです。いわゆる催眠商法といわれてしまったセールス形式の話です。勿論、本の中であつかっている羽根布団の会社は、そういったあくどいセールスをしていないところです。実際に上手な人と下手な人の事例をリアルに分析しています。
思わず一気に読んでしまうビジネス本でした。 |