[No.35] 藤田浩芳のおすすめ 『ワニと龍』 青木良輔著(平凡社新書)
著者は爬虫類の研究者。「十二支の中で辰だけが想像上の動物だというのは不思議だ」という発想から出発し、文献や発掘結果などの資料を縦横に用いて、「龍とは、中国古代に生息していたワニだった」と論証する。
説得力十分、読後感爽快。ご一読を。