【大きな挑戦! 〜プレゼンテーション〜】
ディスレクシアの生徒(人たち)にとって、
多くの人の前でプレゼンテーションを行うのは、悪夢のようなことでしょう!
学校で、みんなの前で教科書を読むようにと言われた
つらい経験を思い起こさせるかもしれません。
しかし、多くの人の前で話すことは、
誰でも不安になり、ストレスを感じることなのです。
しかし、念入りに計画を立てることで、あなたの不安は大きく軽減できます。
●カードを使う
あらかじめ、自分のために整理しておきます。
話すことを短く分け、ポストカードくらいのカードに要約できるようにします。
話すときにこのカードを手に持って、
話の要所で、自分に対する合図としてカードを使いましょう。
またカードにキーワードを書き、目立つようにしておきます。(赤で書くなど)
●計画
次のABAに沿って注意深くプレゼンテーションを計画します。
A:今から話そうとしていることを相手に伝える
B:それを話す
A:今話したことを繰り返す
自分の考えやテーマを逸話や例、統計、事実などでサポートします。
ユーモアも取り入れるようにしましょう。
タイミングよく、あなたの話を聞いているメンバーと
アイコンタクトをしましょう。
自分の身振り手振りを意識し、
話している間、そわそわしたりしないようにします。
●ゆっくりと
プレゼンテーションをするときに起こるよくある失敗は、
急ぎすぎたり、速く話しすぎたりすることです。
(話を急いで終わらせようとするためです。)
その逆をしましょう。
ゆっくりと話すのです。
あなたが話している内容は、話を聞いている人にとっては
初めて聞くような話であることを覚えておきましょう。
つまり、聴衆がその話に入り込むには、
少し時間が必要なのです。
明確に話します。早口になったり、ぶつぶつと話すのはやめます。
自分が必要だと思うよりも、大きな声で話します。
あらかじめ、ほかの生徒(または仲間)にあなたの話を聞いてもらいます。
そうすることによって、気になる癖や、
同じ言葉(「えーっと」「あの・・・」など)を
繰り返していないかをチェックしてもらえます。
●ヴィジュアルで助ける
もしも図や、プロジェクターがあるなら、プレゼンテーションで使いましょう。
それを見せるタイミングをカードに印をつけておきます。
マイクロソフトのパワーポイントを使えば
絵や項目を組み込んだプレゼンテーション資料がパソコンで作れます。
プロジェクターとつなぐことができれば、
それを見せながら話すこともできます。
もしもOHPを使うならば、スクリーンの前をさえぎって歩いたり、
スライドに書いてある内容を大きな声で読むのもやめます。
スライドについては言及しますが、
あなたが話している内容の図解や補足、要点を示すものとして使います。
図は言葉よりも効果的です。
●質疑応答
質問には次の手法「TRACT」を覚えておきましょう。
T - Thank the questioner,(質問者に感謝する)
R - Rephrase the question for the rest of the audience,
(他の聴衆に向かって、質問を繰り返し言う)
A - Answer the question to the group, (グループに向かって質問に答える)
C - Check with the questioner that they are satisfied, and
(質問者に納得してもらえたかを確認する)
T - Thank them again.(再び感謝する)
このプレゼンテーションスキルは、ディスレクシアの方だけでなく、
他の方にも役に立ちますね!
ぜひ、ご活用ください。
http://www.dyslexia-college.com/presentation.html
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