学習障害と音楽療法
今週は学習障害に音楽療法が取り入れられているというお話です。
全米音楽療法協会によると「音楽療法とは心身の健康維持、回復、増進などといった治療法目的を遂行するために音楽を使用すること」だと定義されています。
大阪医科大学LDセンターの鈴木先生は、学習障害やADHDの子どもたちに大切なのは情緒の安定と自尊感情の確保であると言います。そのためには実際に音楽療法などを含めた心理療法などのメンタル的なサポートが重要であると考えられるのです。
音楽療法は行動障害や学習障害、知的、身体障害などをもつゆえに特別な援助の必要な大人や子どもに対して音楽を通して働きかけることによって困難への挑戦と成功のチャンスを与えてくれます。
音楽療法(ミュージック・ヒーリング)では、音楽を聴いて楽しい気持ちになったり、スッキリしたりする効果が得られます。また実際に自分で楽器を演奏したり、歌を歌ったり、発声訓練も効果的です。音楽には不思議な力が秘められているのです。
アメリカではLD、ADHDの方のためのCDも作られているようです。簡単に始められる音楽療法をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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