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読字障害について
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エジソン、アインシュタイン、トム・クルーズも学習障害

映画「マイノリティ・リポート」のプロモーションのために来日した姿が記憶に新しいトム・クルーズ。彼も難読症というLDです。台本は人に読んでもらって丸暗記するという話も聞いたことがあります。そんな有名人、著名人のLDにまつわる幼少時代のエピソードをご紹介します。

  • トーマス・エジソン(1847 - 1931)

    発明王といわれたエジソンは、小学生の頃、少しも先生の言うことを聞きませんでした。みんながあたりまえと思っていることが気になって仕方ないのです。たとえば授業中「Aはなぜエー(A)と読んでピー(P)とは読まないのですか」などと質問します。あまりに「なぜ?」「なぜだろう?」と聞くので、授業が進みません。ある時、級友の前で先生から「君の頭は腐っている」と言われ教室を飛び出しました。そして2度と学校へ行きませんでした。エジソンの書いた手紙が残っていますが、スペル間違いが多くあります。あのエジソンも文を書くことは苦手だったようです。実験が好きで、後に蓄音機や電灯をはじめ100以上の発明をしたエジソンでしたが、今の学校にいれば学習障害といわれたでしょう。

  • アルベルト・アインシュタイン(1879 - 1955)

    相対性理論を確立して物理学に貢献したアインシュタインは、子どもの時ことばが遅く3歳になっても言葉を話さず両親を心配させました。やっと話せるようになってからも運動が嫌いで友達と遊ばず、一人で遠くから見ているだけでした。語学が苦手で学校の成績もさっぱりでしたが、数学だけは抜群で、先生からは「数学ができるのだから、他の科目もできるはず。怠けているに違いない」といわれました。大学の入学試験では、数学以外の科目のせいで合格できず無試験で入れる大学に入学しました。アインシュタインもやはり、学習障害だったといわれてます。

  • トム・クルーズ

    自閉症の人を描いた映画「レインマン」で弟役を演じた俳優のトム・クルーズ。自分がLDだったことから、この映画に是非出演したいと申し出ました。トム・クルーズは学校の頃、bとd、pとqの区別ができませんでした。また、行を飛ばすなどして教科書をうまく読むこともできませんでした。そして高校までLDのための特別学級に入っていました。友達からいじめにあったこともあるそうです。「ほかの友達のように本がすらすら読めたり、集中力があったらどんなにいいだろう」と、いつも思っていたとトムはいいます。しかし努力家の彼は、得意だったスポーツには何でも挑戦し、自分の弱点を補うための集中力も鍛えました。俳優の試験に合格してからは、せりふをゆっくり読んで覚えながらじっと考え役のイメージを膨らませるようにしました。弱点を逆に長所にしようと、他の人とは違った工夫をしたのです。

日本の俳優や科学者の中にも、LDだった人がいます。また、小さいときから機械いじりが好きでコンピューター技師になった人、工作が好きで大工になった人、料理が好きでコックになった人など、社会に出て様々な職業につき、活躍している人がたくさんいます。こうした人々に共通していることは、苦手なことはあったけれど、好きなもの得意なものを見つけ目的と自信を持って頑張ったということなのです。

参考資料:
http://www.kyoto.saiseikai.or.jp/index3-3-5-1.html

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