学習障害の方を支援するソフトウエア：textHELP! Read & Write

「私はキーボードが気に入りました。大嫌いな鉛筆から解放してくれたからです。キーボードには触感があってそれを感じることができ、文字を手の動きと関連付けるこができました」と語るのは、クリストファー・リー氏。認知処理障害という重い学習障害を持つジョージア州職員です。彼は読む、書く、言葉を発声することがうまくできません。しかし、学習障害に関する理解が高まってきたことや、多くの支援技術が市場に出るようになったこと、またほかの州に先駆け体制を整えたジョージア州のサポートなどにより、責任ある、そして自己実現を可能にする仕事に就くことができました。 学習障害というバリアを乗り越えたのです。

そんな彼が利用しているソフトウエアが、「textHELP! Read & Write」。「textHelp! Read & Write」 は、学習障害のある方達を支援することを目的に開発されたソフトウエアです。 Windows ベースのアプリケーションでの使用が可能で、ワードプロセッサ、スプレッドシート、データベース、電子メール、およびインターネットで使用できます。このソフトには、文書やテキストが入力時、それを声に出して読み上げる音声機能、高度な音声スペル チェッカ、単語予測機能、シソーラス、その他の機能があります。

使用可能なMicrosoft製品:

• WindowsR XP
• WindowsR 2000
• WindowsR 98
• WindowsR Me
• WindowsR 95

コンピュータテクノロジーの世界にも学習障害支援の動きが起きていることを知り嬉しくなりました。このようなツールを使いこなすことによって「責任ある仕事に就くことができた」「学習能力が高まった」などという事例を耳にすると、すぐにでも使ってみたくなりませんか？

前述のリー氏も、「支援技術製品は私の大きな助けとなりました。特に、インターネットが使えるようになってからはそうです」と語り、このソフト以外にも非常にたくさんの支援ソフトを活用されているようです。詳しくは、Microsoft Accessibilityのサイトをご覧ください。参考にしたページはこちら。

読字障害のチェックリストはこちら。