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読字障害について
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勉強のスキルをつくる

学習障害をもつ人達は、効果的な勉強スキルから大きな成果を得ることができます。子どもは自立して勉強する習慣ができると、より簡単に、そしてより楽しんで学習する習慣を開発していきます。

文具を準備する

子どものために文具を準備し、情報を提供しましょう。文具を選ぶ時には、簡単に実行できて集中して使えるような文具を選びましょう。

  • 文具を選ぶ時、色で分けるといいでしょう。例えば、ノートやバインダー、ホルダーは違った色のものを準備し、各科目や授業によって使い分けるとよいでしょう。
  • カレンダーや宿題ノートは、計画を着実に進めていくための記録として役に立ちます。子どもが計画したことについていけなくなったり、重荷になってしまうことがないように適度な量の計画にしましょう。子どもにとって個人的なイベントはとても大切なので、勉強する時間と重ならないためにも、カレンダーには、誕生日やイベント事を記入しておきましょう。

勉強する空間を創る

いちばん勉強しやすい状況や環境は、人によって様々です。ある人にとっては役に立つことが別の人にとっては障害になることもあります。勉強する空間を創ることに、一貫性や戦略が大切な要素になってきます。

  • 集中力と効率が上がる環境を決めます。例えば、ライト、音、音楽、足のおき場所、文具を置くテーブルのスペースなどがあります。
  • 勉強しやすくなる特別な文具を決めます。例えば、耳せん、傾いているデスク、明るいライト、特別のペン、紙など考えてみるとよいでしょう。

時間を有効に使えるように計画する

効果的なタイムマネージメントは、生産性を上げ、フラストレーションを少なくします。

  • 子どもの集中できる時間を知っておき、それにもとづいて計画を立てましょう。休憩を取ることに気がついたり、宿題がないときにアクティビティに参加することは、勉強する習慣にすぐに戻れることを確認しておきます。
  • 進んでやるアクティビティや優先順位を知っておきましょう。子どもが勉強できる雰囲気になるように手助けし、また勉強の準備にすぐ取り組めるような計画を立てましょう。
  • 子どもが自立して勉強できるように質問に答えたり、またサポートを提供できるようにしておきます。
  • 大きな宿題は、小さな宿題に分けて、より行動に移せるように手伝います。両親がこの手伝いをすることで、子どもは大きな宿題を時間をかけて取組み、課題を成し遂げたという達成観を経験することができるのです。
  • 見直しができるように、締切りの日程を早めに設定しておきましょう。

誰かと一緒に勉強する

両親、先生、友達は別の役割をします。子どもが両親と勉強するのと、子どもが他の人と勉強するのとどのように勉強の生産性が上がるのか、また楽しみながらやれるか知っておくとよいでしょう。

  • 子どもが先生にどんどん質問し、助けを求めたり、宿題を明確にしていく(ハンドアウトをコピーしたり、再度説明したり)ように促します。
  • 宿題を手伝える準備をしておきましょう。例えば、問題を解決したり、フラストレーションを少なくするために準備したり、質問しやすくしたりと。
  • 友達と宿題することは、社会的勉強にもなります。グループ活動を奨励したり、宿題を達成させることに責任を持たせ、成功するためには他人を気遣うことが大切であることを学ばせましょう。

その他の有効なアイデア

  • 情報を整理し、記録し、使えるように準備しておくためにインデックスカードが便利です。
  • 現在の情報を目で見えるようにチャート、タイムライン、ダイアグラムを創りましょう。この用紙に紙を追加したり、クラスの計画を書き込めるものが便利です。
  • 情報が、見る、聴く、触るなど異なる方法で提供される時、子どもはどの方法によっていちばん学習するのか把握しましょう。それによって、テープレコーダーを使ったり、科目毎にカラーで区別したり、声を出して読むというような方法が有効になります。

話合うことの大切さを子どもに教えましょう

  • 先生や両親は子どもの心を読めるわけではないことを理解させ、また要求することは強いことである、ということも理解させましょう。
  • 子どもに会話の能力をつけることを奨励しましょう。また同時に、誰かに助けを求める前に、自分のニーズは何であるか明確にすることを教えます。
  • この過程で感情について教える機会を逃しては行けません。そして約束するという大切さを理解させましょう。

役割のよいモデルとなる

    決心をするときには、声を出して考えましょう。
  • 間違いを犯すことを恐れてはいけません。戦略を修正することは実生活の中でいちばんの素晴らしい方法なのです。
  • 両親は学校側でのパートナーが必要です。両親、先生、そして他の関係者が積極的なコミュニケーションをとることで、子どもは最善を尽くすことができるのです。

子どもの権利を認める

  • 子どもは常に見識をもって考えているわけではありません。しかし子どもは言葉や行動に影響するような強い意見をもっていているので、子どもの感情を理解し、要望を明確にしてあげることが必要です。

期待は高く持ちつづけること

  • 両親、子ども、そして先生との間に勉強や行動のゴールについて共通の認識があることを確実にしておきましょう。
  • 年齢や発展に応じて期待することに特に気を使いましょう。

読字障害のチェックリストはこちら

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