学習障害をもつ子どもの教育のためのヒント ―数学編―
子どもが学問で成功するために、教室や学校の方針、そして家では子どもの学校生活でどんなサポートができるのか両親は知っている必要があります。両親は子どもをサポートするために、どんな必要性と戦略があるのか情報を集めた方がよいでしょう。今回は、数学について子どもをサポートするためのガイドラインを紹介します。
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子どもが宿題を完成させるのを観察する。あなたの子どもは・・・・
- 宿題を終わらせるのが早い/遅い
- 宿題をするスタイルは計画的/思いつき
- 宿題のやり方は準備しながらする/準備しない
- 数学の計算が徐々にできるようになってきている
- 答えをみつけるために理由や方法を説明できる
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子どもと次のことについて話し合う
- いちばん難しいと感じていること
- 子どもがもっとも役に立つ説明やサポートについて
- 子どもが先生からのサポートを得られているかどうか
- 助けてくれる友達はいるか
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子どもの先生と次のことについて話し合う
- 学校生活の雰囲気や問題になっていることについて、また、助けが提供されているかどうか
- 学校生活において問題があるかどうか、また起こりうるか
- 自宅でどんなサポートができるか
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計算を助ける材料を提供する
- 宿題が整理できるようなグラフ用紙
- コラムごとに番号が振ってあるライン入りの用紙
- 宿題がきれいに整理整頓ができる“スクラップブック”
- 数字や計算の手順を覚えられるようなおもちゃ
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子どもが理解するための教え方とモデル
- キーワードやフレーズに焦点を当てる
- 理解しやすいように数学用語を別の言葉でいい換える
- 問題を解決するために正しい手順や結論を明確にする
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子どもをメンターまたはチューターと一緒に勉強させることを考える
- 学習方法や準備、そして問題解決のスキルを発展させる
- クラスで教えられている資料を復習する
- 個人的に注意を向けることができる
- 学習したスキルを振りかえり、実行やフィードバックの機会を与える
- 成功を奨励したり、自己信頼を高めるようなサポートを提供する
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成功と自立を促す構造を提供する
- 一度机に向かったときに終わらせる宿題の量を設定する
- 自分でチェックし、訂正できるような機会を準備する
- 必要な勉強道具が準備され、効率的に勉強できる場所を確保する
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スキル構築を強化できるような技術を使用する
- 数学的な概念と問題を解く手順を高める
- ドリルをする機会や学問的に強化できるようなことを提供する
- 数学のボキャブラリーを理解し、使ってみる
- 日常生活に使える数学のスキルをみつける
- 新しいスキルを教えられたら学習したスキルを振りかえる
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サポート的な技術は役立つ。もし可能であれば、以下のものを投資をしてはどうだろうか
- 学校の勉強をチェックしたり、毎日のアクティビティでサポートになるような計算機
- 学習を促したり、スキルを強化したりするようなコンピューターのプログラム
読字障害のチェックリストはこちら。
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