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読字障害について
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ベン・ブカナンは、読字障害にもかかわらず、人気のハリー・ポッターシリーズ、My Year with Harry Potter に感激して2つの本、「私がどうやって自分のマジカルワールドとゲームランドへの冒険を発見したか」と「あなたのお気に入りの子供本のボードゲームの作り方」を執筆した少年著書です。ベンは何故オーディオテープが彼の人生にそんなに重要なのかを語ってくれています。

僕がオーディオテープを大好きな訳

ベン・ブカナン 2001年12月

今日、僕は「Unfortunate Events」シリーズのひとつである、「The Trouble Begins」レモニー・スニック著の「The Miserable Mill」を聞いてきました。僕は既にシリーズの最初の2,3冊を聞き終えて、2冊目は2回以上聞きました。そして今、3冊目をもう一度聞いているところです。

僕がオーディオ・ブックを好きなのは、普通の本より楽しいからです。何よりも一度にたくさんのことが出来ます。テレビを見ながら食べるみたいなことです。僕がオーディオ・ブックを聞いているときに普段よくやるのは、おもちゃ、特にレゴで遊んだり、部屋を片付けたり、パソコンで遊んだり、自分の食事を作ったり、宿題をやったりです。僕が何故そんなに本をテープで聞くかと言うと、そうするほうがはるかに簡単で楽しいからです。僕にとっては、本を読むよりも聞くほうが時間がかかりません。多くのテープになっている本は、1人のナレーター、通常俳優、によって全ての声が吹き込まれます。ジム・デイル(ハリー・ポッターのアメリカ版オーディオ・ブックで全てのキャラクターの声を担当)は、とても上手に読むし、ひとつひとつのキャラクターになりきった声をだします。他のオーディオ・ブックでも声優をしている俳優さんはたくさんいます。His Dark Materialsの中の三部作、「The Golden Compass」「The Subtle Knife」「Amber Spyglass」のフィリップ・プルマンのように。

僕がハリー・ポッターゲームを作っていた時、ハリーポッターオーディオブックの第1作しか持っていませんでした。そしてそれをゲームを創作しながら繰り返し、繰り返し聞いていたんです。それはとっても楽しかったです。何故ならそれを聞くことと、それにかかわらなきゃいけない何かを作ることとハリー・ポッターに2つの違うレベルで接していたからです。

僕が自分で本を読むときは、読みながら時々キャラクターの声を想像します。テープで本を聞いていると、僕の想像通りに彼らが話していると感じます。自分はストーリーにつながっていると感じる事から言えるんです。僕はテープで本を聞いていると、ジョークやダジャレやその他のユーモアをより簡単に理解できます。同じページ上の他の文字などに邪魔されずに済むからです。例えば挿絵だとか、他の文章とか、食べ物のシミなどです。またその本の場面を理解するのも簡単になります。声優さんの話し方でキャラクターの気分もつかめてくるからです。

時々、僕の家族全員が、僕が図書館から借りてきたり、お母さんが僕のために借りてきた本を聞くことに夢中になります。僕達はそれを車の中で聞きますが、たまに途中で辞めたくなくて家の中でも聞き続けたりします。そして時々僕のように家族もそれを何回も何回も聞くんです。例えば、クリストファー・ポール・カーティスの「Not Buddy」と、ルイス・サッチャーの「Holes」なんて、家族みんな話にはまっちゃいました。その話は本当に最高で僕達は聞くのを辞められませんでした。

おじいちゃん、おばあちゃんを訪ねてニューヨークにいた時、僕の友達が2人、テキサスから誕生日パーティーのためにやって来ました。でも彼らの飛行機が遅れたんです。もう深夜の1時頃になってたと思います。僕は「ハリー・ポッター」と「Goblet of Fire」を聞いて、彼らを待ちながら眠ってしまいました。僕は、時々眠れなくなることがあるのを前から気付いていて、でもニューヨークにいる時に発見したのが、眠れない時はハリー・ポッターを聞けばいいという事。何故かと言うとたまにつまらなくなると言うことをよく知っているから。それに僕を心地よくさせる魔法もかけてくれるんです。

これら全ての理由から、テープで聞く本は僕の人生の中で大きな割合を占めています。

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