失読症に対する治療法に米国失読症協会が警告
ハロルド・レビンソン博士は失読症が内耳に関連したバランス機能の障害によって引き起こされると考えています。そして漢方薬とNASAが使用しているタイプの酔い止め薬を使用した治療を行っています。その治療法に対し、英国失読症協会から非難の声が上がりました。
英国失読症協会によると「博士の治療法は明確な成功事例がなく、年少の患者を抱える家族が高価な薬を購入することを無責任に煽っている」として警告しています。「失読症の治療法はありません。しかし何度も訓練することで、困難を克服することはできます」。
しかしながら、レビンソン博士の非公式の臨床試験に参加した親たちは新しい治療法を支援しています。
スーザン・ハートは、ニコラス(13)という失読症を持つ息子がいます。彼女は「治療には非常に価値があった」と言います。
「私は、息子に挫折を感じさせたくはありませんでした。幸福に育って欲しいと望んでいます。息子は全ての言葉の後ろに、いつもTをつけて書いてしまします。それで自信をなくしていたのですが、協会は私たちを支援してはくれませんでした。しかし昨年、ニックの能力は明らかに改善しました。治療がどれだけ役立ったかを測ることは困難ですが、薬物治療は機会を与えてくれました」。
昨年、ニコラスが行ったテストでは、彼のリーディング力は2歳ほど遅れていました。あるテストでは7歳程度の能力と診断されました。そして5月にレビンソン博士の診察を受け、7月から薬物治療を始めました。「まず、書く能力が改善しました。そしてつづり方、読み方が改善しました。今では、声を出して読むことが出来ます」
最新のテストでは、一つのテストで困難を感じたものの、リーディング能力は16歳のレベルとなりました。彼は初めて自転車に乗り、読むことを楽しみ、彼は自信をつけました。
レビンソン博士は言います。「私は、それが奇跡的治療法であると言っていません。私は、それが著しく助けになると言っているのです。BDAは親に、あるいは私に語りかけてはいません。」
「100年の間、脳の処理部分の欠陥によって失読症が引き起こされると説明されてきました。しかし、誰もその欠陥を見つけることは出来ませんでした。私が失読症患者を研究ことにより、患者はバランス機能、調整機能に障害があり、それは内耳に関連があると推測されました」。
博士が50人の英国の患者に行った臨床試験によると、治療を始めて8ヶ月を経過した後に5人のうち4人が進歩を示しました。彼は2〜4年の間に80%の患者が治療を受け、大幅に改善すること見こんでいます。
参考サイト
Charity
for dyslexics warns against 'cure'
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