アートとバリアフリー活動を結びつけた人気振付家
香瑠鼓(かおるこ)氏はTV番組、舞台、映画などの振りつけ、演出で活躍している振付家。“慎吾ママ の「おはロック」”、CMではタカラ Can チューハイ あっ実入り(藤原紀香)、キリン ラガービール(TOKIO)
など、話題の作品の振付を多数手がけている。その香瑠鼓氏のオフィスの業務内容には「バリアフリー」という項目がある。
香瑠鼓氏は学習障害やその他の障害を持つ方々のダンススクールを運営していることでも知られている。始まりは5年半前、プロデュース講演の時に学習障害を持つ少女が弟子入りを希望してきたことによる。それから数人のLD児がレッスンを受けるようになっていった。
やがてダンスという分野における新しいバリアフリー活動や、NHK「うたってオドロンパ」で子どもや学習障害児に対するダンス指導方法が取り上げられるなど、その活動が注目されてくる。1998年長野パラリンピックの開会式の振付も担当した。
今では香瑠鼓氏のプロデュース講演には、活躍するプロ・ダンサーとともに障害を持つ方々がレギュラーダンサーとして出演している。また、初めて弟子入りをお願いしてきた少女は、普通の女子大生として卒業していった。
8月末にはNHK出版より自伝本「ふぅーはっ!」を出版する予定。障害者との交流や、振付家としての歩み、 振付したタレントとのことなどを語っている。
参考サイト
electronic
telegraph「One-eyed view aids dyslexics」
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