学習スタイルについて
人は見た目や性格がそれぞれ違うように、学習スタイルにも違いがあります。何かを覚えるとき、あなたはどんな方法を取るでしょうか。何度も書いた方がいいですか?それについて話し合うのがいいですか?
学習障害の方はある特定の機能に障害を持ちながら、また別の面では素晴らしい才能を秘めている場合が多いのです。そのため、学習障害の方にとって自分の学習スタイルを知ることは、強みを活かし、弱点を克服するために非常に有効です。
以下に学習スタイルのタイプをご紹介します。
視覚(ビジュアル)系=Visual Learners
このタイプの人は、相手の身振りや顔の表情から話している内容を理解します。例えば図形、図入りの本、OHP、ビデオ、フリップチャートなど、映像として見えるものから、アイデアを広げたり、何かを理解したりすることが得意です。講義や講演のときには、視界を遮られないように、前に座ることが多いでしょう。講義やミーティングの最中に、情報をもらさず詳細に書き取る傾向があります。
聴覚(オーディトリー)系=Auditory Learners
人が話している言葉を聞くことによって、理解することが得意なタイプの人です。言葉の音、ピッチ、速度、ニュアンスを聞き取ることによって、スピーチの根本的な意味を解釈します。耳で聞くと理解できることも、文書として書かれていると意味がよくわからないこともあります。このタイプの人は、テキストを大声で読んだり、テープレコーダーを使用することで、理解したり覚えたりすることがうまくできるようになります。
触覚/運動感覚(キネセスティック)系=Tactile/Kinesthetic Learners
このタイプの人は、周囲の物などに手を触れたり、実際に調べたりすることによって学びます。長い間じっと座っていることが難しいことがあります。体を動かしたくなったり、何かに興味を惹かれて調べずにはいられなくなってしまうためです。
学習スタイルチェックテスト
あなたに当てはまると感じる文章をすべてチェックしてください。チェックの数が一番多かったリストがあなたの支配的な学習スタイルです。
一番点数の高かったリストはどれでしたか?次回は各学習スタイル別の学習方法についてご紹介します。
読字障害のチェックリストはこちら。
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