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Vol.655 Jun. 27, 2014
コミュニケーションはキャッチボール
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itoh.com News の金曜日です。
沖縄は今週、梅雨が明けましたね。
東京の梅雨明けはいつ頃でしょう。
待ち遠しい。
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● 伊藤守の『 長生きしようよ 』 映画
『 旅立ちの時 』。
この映画での、リバー・フェニックスは本当によかった。
『 スタンド・バイ・ミー 』のときもよかったけど、
『 旅立ちの時 』のリバー・フェニックスは記憶に残りました。
『 喝采 』に出てくる、ビング・クロスビーもよかったな。
グレース・ケリーとウィリアム・ホールデンも出るんだけど、
やっぱり、ビング・クロスビー。
『 THE COUNTRY GIRL 』。
これが英語のタイトルなんだけど
『 喝采 』、こういう日本語タイトルをつけた人も素敵ですね。
そういうタイトルを通して観ることで、映画はその映画になるんです。
『 グロリア 』は、もちろんジーナ・ローランズ。
彼女は、この映画の監督の奥さんでもあります。
映画は、映画そのものが役者さんの演技に魅せられていくと、
この映画を観て、思いました。
人の魅力がどこにあるのか。
監督は、そこまで意識したんでしょうかね。
『 夜の大捜査線 』のシドニー・ポワチエは、やっぱりすごくよかった。
『 野のユリ 』もよかったけど、やっぱり『 夜の大捜査線 』。
目がすばらしい。
あるとき、どこかで『 素晴らしい風船旅行 』を観た父は、
小学生だった私に、
「どうしても観せたい」
と、ことあるごとに言ってたけど、
なかなか機会がなかった。
一度、上映されている映画館を自分で見つけたんだけど、
父と一緒に観ようと思って、そのときは観なかった。
今なら、DVDでもなんでもあるんだろうけど、
観ないままでいます。
『 素晴らしい風船旅行 』は、父の話がそのまま僕の中での映画だから。
当時、東京~山形間は、汽車で8時間以上かかったと思います。
その日、上野で汽車が出る前に、
母に連れられて、上野の映画館で『 わんわん物語 』を観ました。
たぶん僕は4歳か5歳。母は26か、27。
あの日のことを思い出すと、いつだって心は温かくなる。
『 チコと鮫 』は、1962年の映画です。
大学生だった私は、あるとき、その映画が川崎の映画館で上映されているのを知って、
三日続けて観に行きました。
そのくらい、いい映画です。
もちろん、ジョン・フォードもすごく好きでした。
小学生の頃は、ほとんど頭の中は西部劇。
クリント・イーストウッドは『 ローハイド 』。
いま思い出したんだけど、クリント・イーストウッドのお尻に散弾銃の玉が当たって、
痛がっているシーンがありました。
こうして、いろんな映画や当時のことを思い出して、
自分探しでもしているんでしょうか。
『 海賊ブラッド 』は、エロール・フリンがハンサムで、
痛快な映画です。
父はこの映画が大好きで、
次に誰が出てきて何を言うか、台詞まで憶えていて、
役者が言う前にそれを言うんです。
そういえば、今日はこぼれ話の誕生日です。
いくつになったかは知りませんが、
映画で言うと、『 カルメン故郷に帰る 』でしょうかね。
木下恵介監督、高峰秀子さん、総天然色。
ここが大事だね、総天然色。
そういう感じ。
いいかげん、梅雨が明けないかなー。
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● [ エディターズ・ルーム ] 6月27日更新!
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今週のお題は『 LINE 』。
世界の利用者が4億人を超えたというニュースが記憶に新しいですね。
スタンプはとても便利だけど、
適切なスタンプを選ぶのが難しい。
年齢が若ければ、そんなふうには感じないのでしょうか。
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[ itoh.com こぼれ話 ]
よく「 色の白いは七難隠す 」と言います。
意味合いはまったく違いますが、
写真は、白黒のほうがカラーより難点を隠してくれる気がします。
映画が白黒から総天然色になるというのは、
想像がつかないくらい、大きな変化だったのでしょうね。
より、服装や周囲の景色などが重要な要素になったでしょうし、
「金髪に青い目」といった憧れのスターの外見も、
カラーでなければ、そんなに意味がなかったかもしれない。
世界の転換ですね。
カラーだと、粗は目立つかもしれないけど、
色があったほうがエネルギーがある。
色って、エネルギーなんですね。
人生いつだって総天然色でいたいものです。
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