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              itoh.com News

            Vol.653  Jun 6,2014
         コミュニケーションはキャッチボール

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   itoh.com News の金曜日です。

   いよいよ東京も梅雨入りしましたね。
   どんよりした曇り空に降ったり止んだりの雨。
   梅雨らしいスタートとなりました。


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  ● 伊藤守の『 長生きしようよ 』    よくあること


    ジンと遊んでいると、
    ジンは夢中になって飛び跳ねて、
    そのあげくに、私にぶつかり、転んでしまう。

    すると、私の方を見上げて、

    「ひどい、何もそこまでやらなくてもいいじゃないか」

    と目で訴えてくる。

    「えー、自分からぶつかってきたんじゃない?!」

    「言い訳ですか?」

    「いやいや、言い訳じゃなくて、事実を言っているんだ」

    「はいはい、わかりました」

    「なんだよ、その態度、、、、」


    相手は犬で、しゃべれませんから、
    こっちの言っていることはわからないわけです。

    こっちが言っていることはわからないけど、
    自分の言いたいことはあるわけなんです。

    理不尽なんです。

    これが、犬だけじゃなくて、人間でもそうなんですよ。

    なんか、通じないの。

    日々、思います。

    「なんでこーなるの?」


    例によって話は飛びますが、
    先日、お医者さんのお友だちとご飯を食べました。

    彼らには、自分たちでは気づかない「医者の会話」というのがあるわけで、
    そのことを指摘したら、

    「伊藤さん、もっとすごいのは『 東大話法 』ですよ」

    と。

    「なにそれ?」

    と聞いたら、東大教授の安冨歩が、
    著書『原発危機と「東大話法」』(2012年1月出版)で提唱した、

    『 教員・卒業生たちが往々にして使うとされる「欺瞞的で傍観者的」な話法 』

    のことだそうな。

    「そういうのがあるんだ」

    「あるんです」

    以下は、私の好みで東大話法の特徴を抜粋。

    1. 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
    2. 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
    3. どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
    4. その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
    5. 自分を傍観者とみなし、発言者を分類してレッテル貼りし、
       実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
    6. ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、
       自分の言いたいところに突然落とす。
    7. 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。

      その他いっぱい。

     「自分を傍観者とみなす」というところがいいですね。


    問題は、東大卒でもないのに、この話法を使っている輩でしょうかね。

    大なり小なり、こういう会話を交わしながら
    マーケットの海でもがくわけでしょうかね。

    しかし、気をつけるに越したことはない。

    とりあえずは、身近にそういう学校を出た人がいて、
    気を許すと、彼の僕(しもべ)にされちゃうので、

    うんと気をつけよーっと。

    まあ、誰でも、自分を守るための「何とか話法」というのをもっているんでしょうね。


    なにはともあれ、

    明日は、いよいよ総選挙です。

    「ラブラドール」

    ジンは、トイプードル。

    いま、僕の膝掛けの上で寝ている。




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  今週のitoh.com   ・*・*・ 今週更新のコンテンツ ・*・*・

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    ● [ エディターズ・ルーム ] 6月6日更新!
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     今週のお題は『 ひとめぼれ 』。

     ひとめぼれって、いい響きですよね。

     そんなことないですか?


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   [ itoh.com こぼれ話 ]


   最後の「総選挙」って、なんのことだかわかりますか?

   AKBの総選挙です。
   なぜか伊藤は、数週間前から

   「総選挙、総選挙」

   と、気にしています。

   昨年まではおもしろがって見ていたわたしも、
   今年はほとんど興味がもてないのですが、
   いよいよ明日となると、ちょっと気になり始めます。

   誰が1位になるかな?


   それにしても、「東大話法」、おもしろい。
   読むと、頭に浮かんでくる顔がありませんか?(笑)



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