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Vol.650 May 16, 2014
コミュニケーションはキャッチボール
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itoh.com News の金曜日です。
東京も、だんだん暑くなってきましたね。
梅雨には、もう少しのあいだ、北上を待ってほしいです。
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● 伊藤守の『 長生きしようよ 』 ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
なぜか受験勉強をしている中学3年生のときに、
ビートルズはやってきた。
その頃、ビートルズとジャニーズを比べ、
どっちがいいかなんていう特集をしていた雑誌があったことを思い出します。
「ジャニーズは踊れる」
「ビートルズは、頭をふっているだけだ」
「ジャニーズは日本語で歌っている」
中学生の私でも、こういう比較はあり得ないなーと思ったのでした。
山形の中学生にとって、
ビートルズなんて遠い存在で、
レコードで聴くのが精一杯でした。
ポールを生で観るなんて、最初からあり得ないのです。
たとえば、ブルーノートで、
チック・コリアのピアノを目の前で観たときも、
ちょっと実感がわかなかった。
なんといっても、近すぎて、、、。
『 リターン・トゥ・フォーエヴァー 』を聴いたときには、
ちょっとした神様でしたから。
キース・ジャレットが表参道を歩いているのを見つけたときは、
「あなた、キースでしょ」
「うん」
近くの店に飛び込んで、コースターをもらって、
キースにサインしてもらった。
思ったより小柄で、つむじが見えた。
ニューヨークの郊外で、ジョン・デンバーと朝ご飯を食べたときも、
なんだかへんな感じだったなー。
その後、彼は飛行機事故で亡くなっちゃったんだけど。
高校1年のとき、大森のおばさんが東横劇場で踊りを踊ることになり、
当時、私が凝っていた8ミリで撮ってほしいと頼まれて、
学校を休んで、撮影に行った。
そのとき従兄弟が(つまりそのおばさんの息子ですね)
フィルム代を多めに請求するように私をそそのかし、
そのお金でフィルムをたくさん買って、
当時のバンド仲間と一緒に、
ビートルズのヤァ!ヤァ!ヤァ!みたいなのを、
渋谷や銀座で撮りまくった。
いまでいうところの、プロモーションビデオですね。
おばさんの映像は10分もありませんが、
こちらは30分以上の長編で、なかなかの力作。
キャッキャ、キャッキャいいながら撮影して、
ちょっと気取ったポーズをとっていたら、
そのそばを相撲とりが通ったりして、
特別出演、、、。
なんちゃって。
あとでおばさんから、
「ずいぶんフィルムをたくさん使うのね」
と言われたのですが、
「編集すると、そうなるんだよね」
と答えると、
「そうなの?」
と懐疑的。
「東京オリンピックなんて、半分以上は使っていないと思うよ」
「そう」
従兄弟の指導がなくても、このぐらいの嘘はつけたのでした。
この企みはどこかで露見して、
いろいろ問いつめられましたが
従兄弟に聞いてくれと、その場をしのぎました。
生きていくのに大事な知恵は、そうやって仕込みました。
だから、息子など見ていて、察しがつくのです。
父もわかっていたんでしょうかね?
先日、エド・サリバン・ショーに出たビートルズを
久しぶりに観たのですが、
やっぱり、4人が揃っていると、圧巻ですね。
僕の部屋には、ライフ誌の表紙になった、
ビートルズの写真が飾ってあります。
4人が、飛行機のタラップに並んで、
アメリカの地を踏む直前の写真です。
一人ひとりの表情が、あまりにもよくて。
さて、ビートルズ。
好きな曲はいっぱいありますが、
今日はちょっとこんな感じ。
1965年のアルバム『ラバー・ソウル』に収録されたバラード曲。
ジョン・レノンの作品。
イン・マイ・ライフ In My Life
ぼくは忘れやしない
これまでに見たさまざまな土地
変わってしまったところや
いまもなおそのままのところ
それぞれの地には恋人や
友だちの思い出が結びついてる
死んでしまった人やまだ生きてる人
イン・マイ・ライフ みんなが好きだよ
でもそんな人びとの中で
君は特別な意味をもった人
君との新しい愛を前にして
かれらの思い出も色あせるんだ
ぼくは忘れたわけじゃないんだ
かつて身近にいた人たちのことを
時折立ち止まって思い出すんだ
イン・マイ・ライフ アイ・ラヴ・ユー・モア
ぼくは忘れたわけじゃないんだ
かつて身近にいた人たちのことを
時折立ち止まって思い出すんだ
それでも アイ・ラヴ・ユー・モア
(壺齋散人による日本語歌詞より)
In My Life --- The Beatles
There are places I remember
all my life, though some have changed.
Some forever, not for better.
And some have gone, and some remain.
All these places have their moments
with lovers and friends I still can't recall.
Some are dead and some are living.
In my life I love them all.
But of all these friends and lovers,
there is no one compares with you.
And these memories lose their meaning
when I think of love as something new.
Though I know I'll never ever lose affection
for people and things that went before,
I know I'll often stop and think about them.
In my life I love you more.
Though I know I'll never ever lose affection
for people and things that went before,
I know I'll often stop and think of them.
But in my life I loved you more.
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今週のitoh.com ・*・*・ 今週更新のコンテンツ ・*・*・
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● [ エディターズ・ルーム ] 5月16日更新!
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今週のお題は『 子どものとき、憧れていた食べ物 』。
食べ物ではありませんが、
子どもの頃、憧れていたのはコーヒーです。
当時、「コーヒーはバカになるから」と言われ、
コーヒー牛乳さえ、飲ませてもらうことができませんでした。
給食で出るコーヒー味のミルメーク(知ってますか?)が嬉しかった。
考えてみると「バカになるから」って、コーヒーも、ひどい言われようですね。
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[ itoh.com こぼれ話 ]
今日の『 長生きしようよ 』で一番印象に残ったエピソードは、
やっぱり、おばさんの踊りでしょうか。
おばさん、どんな踊りを踊ったんだろう。
どんな衣装を着たんだろう。
妄想は膨らみます、、、。
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