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Vol.637 Jan. 31, 2014
コミュニケーションはキャッチボール
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itoh.com News の金曜日です。
2014年がスタートして、1ヶ月が経ちました。
予定通りのスタートをきることができたでしょうか。
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● 伊藤守の『 長生きしようよ 』 なんのために
60年代後半から、70年代、
そう、高度成長時代に、
「なんのために」
そういう疑問がありましたね。
なぜ高度経済成長が必要なのか。
なんのための学問か。
なぜ大学があるのか。
そもそも、誰のためにあるのか。
それに答えられるおとなもいなかった。
戦争に向けて暗い時代を過ごし、
戦争に負けたおとなには、答えられなかったんですね。
少なくとも、そのときよりは、ずっといいわけですから。
でも、こういうことをいっぱい話したかったときに、
はぐらかされたり、
そもそも、そういうことを話すこと自体が偏った考え方だと思われたりした。
いまだって、そういうことを話すのはタブーになっている。
一般論としてはいいんでしょうけどね。
「それで、あなたはどう思いますか?」
「それは、あなたの考えですか?」
この後を続けられるおとなは、当時も今も、あまりいないと思います。
いままた「なんのために」と自分にいろいろ問い直したのですが、
ろくな答えが出てこなくていやになります。
そういうことを聞いてくる人がいないのをいいことに、
わかったような顔していますが、
答えられない自分にアパシー(※)になってしまっているかもしれません。
生き方や、世渡りのご本はいっぱいあるけど、
とどのつまりが、誰をモデルにしたらいいのかわかりません。
もしかして、マキャベリの『 君主論 』だったりして。
もしそうなら、この500年、人間は成長しなかったことになります。
それは、なんのために?
少なくとも自己実現のためではないと思います。
自分にだけ目を向けて、答えが見つかるはずもなく、
だからといって、
「世のため人のため」とか言われると、嘘くさい。
「それじゃ、お前はなんなのか」と聞かれると、
答えにつまる。
混沌としているわけです。
しかし、なんですね。
理研の小保方晴子さんのチームで作っちゃったSTAP細胞。
iPS細胞のときもそうだけど、
主流じゃないところで、そういうものは作られるんですね。
STAPは、刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得
(stimulus-triggered acquisition of pluripotency)
という意味だそうです。
彼女は弱冠30歳。
最初はネイチャーもバカにしていたそうですが、
29日の電子版に、トップ記事で掲載されました。
やっぱり、権威と戦うんですね。
自分の中の権威。そして、外の権威。
それが生きるということなんでしょうかね。
ちょっと鼓動の高鳴りを感じる。
血圧高いから、気をつけないと、、、。
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※ アパシー
ギリシア語で「感情の欠如」を意味する言葉、apatheiaが語源。
青年期に多くみられる無気力・無関心な状態のこと。
(出典:コトバンク)
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● [ エディターズ・ルーム ] 1月31日更新!
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今週のお題は『 消費税が上がる前に買っておきたいもの 』。
いよいよ消費税率アップが近づいてきて、
今日のお題のような話が、メディアでよくテーマに取り上げられます。
慌てて買い物をすると、逆に損するかもしれないし、難しいですよね。
年間でどのくらいの負担が増えるものなんでしょうね。
なんとなく、実感としてよくわかりません。
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[ itoh.com こぼれ話 ]
立春には、会社で豆まきをする予定です。
当日、豆まきタイムに外出している鬼(候補)が多いとアナウンスがあり、
社内で鬼の立候補が募られました。
「豆をぶつけられる鬼も、厄払いになる」という話だったので、
今年は八方塞りとのことだし、伊藤さんが鬼になるのはどうだろうと思い、
推薦してみました。
あとで聞いたら、「豆をぶつけられて厄払い」というのは
間違った情報のようです。
正確には「豆をぶつけて厄払い」。
残念。
伊藤さんに豆をぶつけてみたかった、、、。
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