itoh.com　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　　　　　　　　　　　　itoh.com News

　　　　　　　　　　　　Vol.635　Jan. 17, 2014
　　　　　　　　　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　itoh.com News の金曜日です。

　　　ぬくぬくのお布団がうれしい今日この頃。

　　　週末は、ぬくぬくの布団の中で、
　　　ゆっくりまどろむ朝を楽しんでください。


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　　●　伊藤守の『 長生きしようよ 』　　　はっけよい　のこったのこった


　　　　大相撲の初日に行って、ビールを頼んだ。

　　　　そうしたら、栓抜きがなくて、
　　　　それを探しているあいだに、
　　　　取組みが、二つくらい終わっちゃった。

　　　　終わった取組みをビデオで見せてくれるわけもなく、
　　　　国技館で栓抜きを探している自分が情けない。

　　　　結局、栓抜きにはヒモがついていて、席の脇に結んであった。

　　　　栓抜きのせいで、大砂嵐を見損なった。
　　　　いまは、ラマダンじゃないのね。


　　　　旭秀鵬、頭からがつんと当たったら、
　　　　その瞬間、鮮血飛んで、相手の力士の胸のあたりも血だらけ。
　　　　旭秀鵬の目の上からも血が流れ出て、
　　　　思わず息が止まりました。

　　　　ビールなんか飲んでていいんだろうかと。

　　　　なので、次の日、どうなっただろうとテレビを観ていたら、
　　　　目の上にテープを貼って、土俵の上にいました。
　　　　なんと、八針縫ったんだそうです。


　　　　そういえば、夏目漱石が相撲を観に行ったときの話を、
　　　　ずいぶん前に読んだことがあります。

　　　　「土俵の中央で、がっぷり四つに組んだ相撲は、
　　　　両方が力を抜いても、四つに組んで動かないし、
　　　　満身の力を込めて押しても、動かない。
　　　　でも、だんだん身体が桜色になってくるのをみていると、
　　　　満身の力を込めて押しているのがわかる」

　　　　文章はご本人のものではありませんが、私の記憶ではこんな感じ。

　　　　生きているって、そういう面があるということなんでしょうかね。


　　　　どっちにしても、相撲のいいところは、
　　　　勝負がつくことですね。

　　　　それも、ほとんど瞬時に勝負がつく。

　　　　勝負だから、勝ったり負けたりするんだけど、
　　　　勝負している人と、そうじゃない人は違いますよね。


　　　　そうそう。

　　　　父は子どもの頃、本当に「女相撲」を観たことがあったそうです。
　　　　ときどき、その話をしてくれました。

　　　　入院しているとき、身体の大きな看護婦さんがそばを通りかかったら、

　　　　「おい、女相撲がかかっている（興行している）のか？」

　　　　とうれしそうに聞くので、

　　　　「違うと思うよ」

　　　　父は、がっかりしていた。


　　　　その昔、女性の官房長官が土俵に上がろうとして、
　　　　相撲協会に断られたことがありましたが、
　　　　その人も、ふんどしをして相撲をとるならいいんじゃないかと思うんですが、


　　　　どうなんでしょう。

　　　　官房長官の女相撲なんて、父が観たら驚喜するでしょうね。


　　　　そういえば、子どもの頃、
　　　　白黒テレビで、千秋楽、つまり、優勝決定戦を観ていたときのこと。

　　　　水入りの大一番で、がっぷり四つに組んだまま、
　　　　まわしがぐーっと食い込んでいく。
　　　　そしたら、近所のおばさんたちが、

　　　　「大丈夫よね、中に何かはいているのよね」

　　　　「はいてる、はいてる、だから大丈夫」

　　　　どっちを期待していたんでしょうね。

　　　　忘れられない会話ですね。


　　　　それでもって、八方ふさがりの私は、
　　　　須賀神社に行って、おはらいをしてもらいました。

　　　　行く前に、お辞儀は九十度と言われていましたから、
　　　　しっかり身体を九十度に曲げて　祈祷していただきました。

　　　　久しぶりに神社に行って、
　　　　すがすがしいと思いました。




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　　今週のitoh.com　　　・*・*・　今週更新のコンテンツ　・*・*・

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　　　　● [ エディターズ・ルーム ]　１月１７日更新！
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　　　　　今週のお題は『　生涯で一度はやってみたいこと  』。

　　　　　やってみたいことはいろいろ思いつくけど、



　　　　　言わない。



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　　　[ itoh.com こぼれ話 ]


　　　先週のこぼれ話を読んだら、
　　　なんと「三連休はプチ断食をする」と書いてありました。

　　　すっかり忘れていました。


　　　「お相撲を観ていたおばさんたちは、
　　　どっちを期待していたんでしょうね」

　　　と言ったら、伊藤は、

　　　「（中を）見たかったと思う。
　　　でも、見えちゃった後の対応がわからないから、あわてるんだね」

　　　ですって。

　　　なるほど。




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