itoh.com　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　　　　　　　　　　Vol.625　Oct. 25, 2013
　　　　　　　　　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　itoh.com News の金曜日です。

　　　今年は台風に関するニュースが多いですね。
　　　嵐の週末ですが、お気をつけてお過ごしください。
　　　

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　　●　伊藤守の『長生きしようよ』　　　フルタイムごきげん


　　　　父に叱られたのは、生涯３回くらい。

　　　　それから、いま思い出してみると、
　　　　父は不機嫌をやることがなかった。

　　　　風邪をひいて寝込むことはあったけど、
　　　　不機嫌ではなかった。

　　　　口数は少ないほうでした。
　　　
　　　　よく歌を唄っていました。
　　　　藤山一郎や霧島昇の歌がお気に入りで。

　　　　オシャレも好きでした。
　　　　定期的にスーツを仕立て、靴を買い、ワイシャツも仕立てていました。
　　　　あの頃は、デパートの紳士服売り場の人が来て、採寸していましたね。

　　　　それが終わると、なぜか宴会。　
　
　　　　採寸、仮縫い、出来上がりの日、毎回宴会。



　　　　ところで、

　　　　ダイアローグ（対話）について、いろいろ考えているのですが、
　　　　対話で大事なのは、落としどころが用意されていないことなんです。

　　　　結論に導かれない、導かない。

　　　　探索的なんですね。
　　　
　　　　アリが餌を探しに行くようなもの。

　　　　対話が、結論に向けられたら、
　　　　それはどちらかが、権威や権力に傾いたんでしょう。

　　　　僕もやりますが、やられるのはいやですね。
　　　　結論に導かれるの、、、。
　　　　結論を求められるのも。


　　　　結論も大事ですが、
　　　　対話のゾーンに入ることからみたら、ずっとつまらないものです。

　　　　対話のゾーンに入ると、そこはちょっとした異次元で、
　　　　心も体も解き放たれるような感覚があり、ちょっとした覚醒もあります。

　　　　たぶん、脳の中では
　　　　シナプスが、新しい結びつきを始めているのでしょうね。


　　　　ワイアードの共同創刊者、ケヴィン・ケリーは、
　　　　こんなことを言っています。

　　　　「イノベーションは世界の淵で起こるものだ。
　　　　そこなら『 正統派 』の威力に押しつぶされず、
　　　　自らの有用性を証明して勢力を広げられるから」


　　　　『 世界の淵 』の解釈はいろいろありますが、

　　　　それは、場所だけではなく、きっと対話のことだと思いますよ。
　　　　そして、対話のゾーンに入ることだと思います。

　　　　それ以上、ごきげんなことはありません。

　　　　それから、みはしのおしるこを食べること。

　　　　父と一緒にいるような気がする。


　　　　ジンはケージの中で、
　　　　片足をケージにかけて、仰向けになって寝ている。
　　　　無防備きわまりない。

　　　　そういう姿を見ると、
　　　　ごきげんのスイッチが入る。


　　　　もう少し、ごきげんについて探索してみたいですね。

　　　　アリみたいに。



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　　今週のitoh.com　　　・*・*・　今週更新のコンテンツ　・*・*・

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　　　　● [ エディターズ・ルーム ]　１０月２５日更新！
         http://itoh.com/editor/

　　　　　今週のお題は『 遭遇した有名人 』。

　　　　　テレビなどでよく目にする有名人に道端などで遭遇すると、
　　　　　自分の知り合いだと思い、挨拶してしまうという話を聞いたことがあります。

　　　　　逆に、

　　　　　「あの人、絶対に知っている！　有名な人だ」
　　
　　　　　と思いながらじろじろ見て、あとで考えると、
　　　　　いつもオフィスに物を届けてくれる宅急便のお兄さんだったりすることもあります。
　　　　　制服でないと、わからないんですよね。
　　　　　　
　　　　　　　　
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　　　[ itoh.com こぼれ話 ］

　　　フルタイムごきげん。
　　　今週の自分はどうだったかな？

　　　パートタイムごきげんっていうのは、ありですかね。
　　　ふつうはみんな、パートタイムごきげんなのかな？
　　　
　　　いずれにせよ、フルタイム不機嫌な人ではいたくありません。

　　　

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