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itoh.com NEWS バックナンバー 2013年

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              itoh.com News

            Vol.600 Apr. 5, 2013
         コミュニケーションはキャッチボール

    http://itoh.com/

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   itoh.com News の金曜日です。

   週半ばの風雨に、千鳥ヶ淵の桜は散りました。
   さあ、これから新緑の季節です。

   緑にもえる千鳥ヶ淵は、別格の迫力があります。


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  ● 伊藤守の『長生きしようよ』   香港でアンディ・ウォーホル


    香港で滞在したホテルの隣に美術館があり、
    アンディ・ウォーホルの展示会がありました。
 
    あんなにいっぱい、アンディ・ウォーホルをまとめて観たのは初めてでした。
    もちろんマリリン・モンローも、キャンベルの缶詰もありました。
    初期の頃のデッサンもあって、特にハイヒールのイラストは印象的です。

    音楽も本もいいのですが、絵は、また別の異空間を自分の中にもたらします。

    僕の部屋には、最近ソーホーで買ったビートルズの写真があります。

    タイム誌の表紙になったもので、彼らが初めてアメリカを訪問したとき、
    飛行機のタラップに、4人が並んで立っているものです。
    アメリカの地に足をつける直前の写真です。

    表情がすばらしくいい。

    4人とも違う方向を見ていて、

    そして、とっても若い。


    以前、何かの本に、絵や美術品などの
    プライマリープライスとオークションプライスについて書いたことがあります。

    絵の価値を、価格なしで、どれだけ自分で評価し、
    それに価格をつけることができるか?

    最初に値づけをするのがプライマリープライス。

    一方、すでにゴッホやルノワールのように、
    オークションを経て価格が決定している絵もあります。
    価格が過去についている、故にいい絵なのだろうということで、新たに値をつける。

    それをオークションプライスといいます。


    自分がどう感じるかということに軸がないと、
    結局、オークションプライスに傾向します。

    それもいいのですが、
    やっぱり、どこかでプライマリープライスをつけたいですよね。


    感じていることに客観性はありませんから、
    自分がいいと思っても、それが世の中に受け入れられるわけではありません。

    世の中にさきがけて「これはいける!」と思ったものが、
    本当に受け入れられたら、おもしろいわけです。

    たとえば、ビートルズを見出した人。

    作家や作曲家、画家、ゲーム、、、。
    自分でも何か新しいことを見つけ出したいけど、
    すでにあるものの価値に気づけるのは、
    それと同じぐらい興奮することだと思います。

    それでもって、いずれどこかで、

    自分自身の価値にプライマリープライスをつけられたら、

    人生はとってもいいものになるような気がします。


    ジンは、そういうこと気にしていませんけどね。

    昨日、トリートメントして、すごくかわいくなったけど、
    行動は一切変わらない。

    ついてまわって、ズボンの裾を噛んでいる。

    やめなさーい。



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  今週のitoh.com   ・*・*・ 今週更新のコンテンツ ・*・*・

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    ● [ エディターズ・ルーム ] 4月5日更新!
         http://itoh.com/editor/

     今週のお題は『 図書館 』。

     図書館というのは、ちょっぴり特別な場所です。
     静かで、ゆったりした空気が流れていて、、、。

     イメージするだけで、気もちが穏やかになりませんか。
     

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   [ itoh.com こぼれ話 ]
 
   今日の itoh.com News は、記念すべき(?)600号です。
   週1通の配信で1年間、ざっくり50通とすると、
   なんともう12年も経過しているのですね。

   たしかに、振り返れば、定期的に配信を始めたのは2001年でした。

   12年間。

   長いですね。感慨深いです。

   この間、自分は成長しているのか、していないのか。
   振り返ると気が重くなような気がするので、前だけ見ておくことにします。


   毎週、楽しみに読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。
   今週も itoh.com News をお届けできることを、うれしく思います。

   13年目からも、どうぞお楽しみに。


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