itoh.com　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　　　　　　　　　　　　itoh.com News

　　　　　　　　　　　　Vol.592　　　Feb. 1, 2013
　　　　　　　　　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　itoh.com News の金曜日です。

　　　今日から２月です。

　　　日中の気温は春頃のように暖かいと聞いて、
　　　外に出たら、真冬の寒さに震え、
　　　だまされたような気がした朝でした。


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　　●　伊藤守の『長生きしようよ』　　グレン・グールドを聴きながら


　　　　風邪で、一週間ダウン。

　　　　寝ながらグレン・グールドを聴き、グレン・グールドを読んでいます。

　　　　学生の頃に、グールドの名前を耳にしました。

　　　　その頃は、ジャズが音楽のフロンティアだと思っていて、
　　　　
　　　　「クラシックなんて古いじゃないの　コンサバで」

　　　　とか思っていました。

　　　　そんなとき、グールドの名前を教えてくれたのはジャズのギタリストで、
　　　　そのときは何気なく聞いたのですが、
　　　　数少ない外部からの情報として、グールドの名前を記憶したのでした。

　　　　さっそく聴いて、驚いた。

　　　　それからしばらく、いっぱい聴いて、

　　　　そのあと、ジャズピアノがちょっと疎遠になった。
　　　　グールドも疎遠になりました。


　　　　でも、ときどき聴くわけです。
　　　　ゴールドベルクとかね。
　　　　モーツァルトもいいですからね、グールドは。


　　　　それで、この『 グレン・グールド 』（中川右介著、朝日新書）。
　　　　ついでに山野楽器で買ったのですが、しばらく放ってありました。

　　　　今週、風邪をひいたので、読むことにしました。

　　　　これが秀作。

　　　　だって、グールドと同じ世代に生きた人として、
　　　　ホールデン・コールフィールドなんて、出てきちゃうわけです。

　　　　この人は、サリンジャーの『 ライ麦畑でつかまえて 』の主人公です。

　　　　『 ライ麦畑 』は、高校の頃読んで、わけがわからない本だと思ったのに、
　　　　友だちはおもしろいとか言っていて、

　　　　「なんだよ、お前にはわかるのか？」

　　　　それから、なんだか言い争いになって、
　　　　それ以来、会えば必ず言い争うようになった。

　　　　サリンジャーのすごいところは、そういうところだね。

　　　　思えば、あれはストーリーではなく、ホールデンの心情で、
　　　　大人や社会に対する、違和感や反感の描写だったのですね。

　　　　あいつはそれに共感できて、

　　　　私には、できなかったのです。


　　　　そうそう、プレスリーも出てきます。
　　　　プレスリーもおもしろい。

　　　　ジェームス・ディーンも出てきます。

　　　　それでもって、グールドの先生は、

　　　　「譜面に忠実に演奏すべき」という考え方で、
　　　　グールドはそれに倣って、まじめに演奏して、先生を安心させた。

　　　　でも、コンサート本番になると、好き勝手に演奏した。


　　　　コーチングは「人材開発の手法」なんです。

　　　　この「開発」というところが大事なんです。


　　　　まだ、微熱があるからね。
　
　　　　今日はここまでにします。



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　　今週のitoh.com　　　・*・*・　今週更新のコンテンツ　・*・*・

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　　　　● [ エディターズ・ルーム ]　２月１日更新！
         http://itoh.com/editor/

　　　　　今週のお題は『 インフルエンザ 』。
　
　　　　　流行っていますね、インフルエンザ。
　　　　　エディターＨＫは、家族がインフルエンザに罹り、自宅待機中。
　　　　　本人も倒れないといいのですが、、、。

　　　　　みなさんも、インフルエンザにはお気をつけて。
　　　　　手洗い、うがい、加湿にマスク。予防は万全に。


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　　　[ itoh.com こぼれ話 ］

　　　伊藤は、先週から体調を崩しています。
　　　今日の原稿を依頼するにあたり、インスタントメッセンジャーでやりとりをしました。


　　　わたし「今週のタイトルは『病床から』でどうですか」

　　　伊藤　「いいね。『風立ちぬ』」

　　　わたし「いいですねー、肺病やみで弱っている感じがします」

　　　伊藤　「茅ヶ崎にて。あれ？」

　　　わたし「城の崎にて？」

　　　伊藤　「そう、それそれ」


　　　茅ヶ崎にて、、、。

　　　瞬間的に、こぼれ話のネタが手に入った、と思いましたが、
　　　あまりにおかしくて黙っていられず、すでに５人以上に話してしまいました。

　　　「『茅ヶ崎にて』だと、どちらかというと元気そうだよね」

　　　と言ったら、
　　　
　　　「そうそう、若大将になっちゃう」

　　　と言ったスタッフがいました。　　　

　　　若大将ね。


　　　伊藤さん、週末はゆっくり休んで、元気になってくださいね！

　　
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