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itoh.com NEWS バックナンバー 2011年

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              itoh.com News

            Vol.499   Feb. 25, 2011
         コミュニケーションはキャッチボール

   http://www.itoh.com/

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   itoh.com News の金曜日です。 

   今日の東京は暖かいです。 
   4月中旬の陽気だとか。
   でもって、明日は平年通りとの予想。  

   気温の変化が激しい、季節の変わり目。   
   風邪をひかないよう、気をつけてくださいね。   

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  ● 伊藤守の『長生きしようよ』  ポジティブ


    ポジティブ。
    未来志向。
    明るく元気。

    そういう言葉は、どうも居心地が悪い。

    先日、そういう人たちがいっぱい集まるパーティーに行った。
    著名な人もたくさんいたが、私は居場所を失った。

    ポジティブとか、前向きとか、あまり好きな言葉ではないのです。

    一応、歩くときは前向きに歩いていますけどね。


    全然話は違うのですが、
    去年、和田誠さんと平野レミさんをご紹介いただき、
    一緒にコンサートに行き、その後ご飯をご一緒しました。

    平野レミさんは、いろんな話を次々とします。

    たぶん、豆まきのときの豆みたいなものだと思うのですが、
    豆が大好きで、どんどん食べていたら苦しくなって、
    水を飲んだら、それがお腹ふくれちゃって、もう大変。
    どんどんジャンプして、一命をとりとめたというお話。

    自慢話でもなければ、自己卑下でもなく、
    こちらを笑わせるつもりもない。

    要するに、オチもなにもないお話。

    だいたい、私たちの会話というものは、
    お互いに先を予測しながら話したり、聞いたりしているものなのですが、
    彼女の場合、予測ができない。
    話の趣旨というものが見えない。

    脳が浮遊する感じですね。
    あはははは。


    その昔、江戸の末期、欧米の写真家が日本に来て、
    日本人の日々の生活を写しながら、
    あることに気がついたのだそうです。

    それは、

    日本人がみんな、「幸せそう」で「いつも笑っている」こと。

    たいしたことじゃないのに、よく笑う。
    カメラを向けると、だいたいみんな笑うのだそうです。

    いい話ですね。

    武士とかは知りませんよ。
    あの人たち笑っちゃいけないだろうから。

    当時の日本の人たちは、だいたい明るく幸せそうに、
    欧米の人の目には映ったようですね。
    そのことに、驚いちゃうくらいなんだから。

    欧米人って、みんな暗かったし、深刻だったんだね。

    いまや、それをありがたがっちゃって、どうにかしてますよ。

    だからですね、欧米文化が日本に入って、
    きっと日本人は、もともとあった幸福感や愉しさを、
    何かと引き換えにしたんです。

    明治以降は、翻訳文化ですから。
    なんでも翻訳しちゃったんだ。

    翻訳できる人が、なんだかえらく見えちゃたりして。
    その前は、中国語の翻訳ができるとえらく見えたのかな?

    どっちにしても、幸福とは何か? なんてやっちゃったら、
    笑っていられませんから。

    未来はどうなるのか?
    君はポジティブか?
    明るく、

    とかね。

    そういえば、

    「明るーい、ナショナール♪」

    その昔、そういう宣伝がありましたね。


    人の明るさは人それぞれですから、
    行灯みたいな人から、太陽みたいな人までいるわけで、
    みんな同じ明るさなんかじゃいられないわけですよ。


    隣の空き地に塀ができたんだってね。

    「へー」


    おっかさん、さるまたが破れちゃったよ。

    「またかい?」



    なんだか面白くなってきましたね。

    そういことで、また来週。



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  今週のitoh.com   ・*・*・ 今週更新のコンテンツ ・*・*・

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    ● [ エディターズ・ルーム ] 2月25日更新!
     http://www.itoh.com/editor/

     今週のお題は『 タクシー 』。    
     
     タクシーの運転手さんには、よくしゃべる人としゃべらない人がいます。
     どっちのタイプの運転手さんが好きですか?
     イメージですが、東京のタクシーの運転手さんより、    
     大阪のタクシーの運転手さんのほうが、おしゃべりな気がします。
     実際にはどうなんでしょう。

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   [ itoh.com こぼれ話 ]   

   バレンタインデーから2週間。
   当日は、伊藤もたくさんチョコレートをもらっていました。  

   数日経って、伊藤のアシスタントが、訴えるように言ってきました。

   「伊藤さん、わたしがあげた2月14日が賞味期限のマカロン、
   まだ食べてない〜〜〜。こういう順番で食べてくださいねって、
   机の上に、順番に並べたのに〜〜〜」 

   そのマカロンはいったいどうなったのだろうか?
   あとで聞いてみることにします。


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