itoh.com　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　　　　　　　　　　Vol.493　　　Jan. 14, 2011
　　　　　　　　　コミュニケーションはキャッチボール

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　　　２０１１年になって、２回目の金曜日。
　　　１月も２週間が過ぎました。

　　　今年は、あなたにとって、どんな年になりそうですか？


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　　●　伊藤守の『長生きしようよ』　　北京の Jazz-Ya


　　　　いま、北京です。

　　　　昨日は、北京の商工会で講演をしました。

　　　　東京にいて想像する中国と、
　　　　いま、ここで体験している中国は、まるで違います。

　　　　中国国内での、去年の車の販売台数は１８００万台。
　　　　近い将来、３０００万台になるだろうという話も聞きました。

　　　　日本も、戦後復興し、経済成長をしているときには勢いがありました。
　　　　中国は日本の１０倍の人口ですから、想像を絶しています。


　　　　今朝は、紫禁城に行きました。

　　　　氷点下２度。

　　　　歩きながら、頭のなかではずっと、
　　　　坂本龍一の、ラストエンペラーのテーマが流れていて、
　　　　なんだか、いい感じでした。

　　　　
　　　　夕べは、ホテルからちょっと離れたレストランに行って、ご飯を食べました。
　　　　偏食の私のために、アシスタントが気をつかってくれて、
　　　　いつものことですが、それはよく裏目に出るわけです。

　　　　それで、気分を変えようということになった。
　　
　　　　「北京で、ジャズのライブに行きましょう」

　　　　「それ、いいね」

　　　　「Jazz-Yaというんです」

　　　　勇んでその店まで出かけ、中に入ると、
　　　　そこにはピアノもドラムもない。

　　　　不思議に思い、

　　　　「ライブ、やらないの？」

　　　　と聞くと、

　　　　「ライブ、やらない」

　　　　「 Jazz-Ya なんでしょ」

　　　　「そうですよ」

　　　　「どこが？」

　　　　「だから、いま、ジャズがかかっているでしょう」

　　　　「え！」

　　　　　たしかに、耳をこらせば、そこにはジャズが流れていました。

　　　　「あはは、ジャズだ」


　　　　一昨日、突然思い出したことがあります。

　　　　私の母方の実家は、大連で鞄屋さんをやっていました。
　　　　愛新覚羅溥儀が日本に来るときにオーダーを受け、
　　　　旅行用の鞄、帽子入れ、スーツケースなど、
　　　　山のようにつくって、納めたのでした。

　　　　昔見せられた、その写真を思い出したのでした。


　　　　曾祖父は、日露戦争で近衛兵として大連に行ったのですが、
　　　　そこが気に入り、神田から引っ越しました。
　　　　その娘、祖母は祖父のところへ嫁ぎ、私の母が生まれた。

　　　　母は、早くに母親を亡くし、戦争で父親も亡くした。
　　　　戦後、大連から日本に引き上げ、もう８０歳を超えた。

　　　　気が弱いわけがない。


　　　　ずっと、気が強くいてもらいたいなー。
　　　　迷惑もするけどね。
　　　　それで、いいんだ。
　　　　気が強くいてくれて。


　　　　我が家の西太后だから。




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　　今週のitoh.com　　　・*・*・　今週更新のコンテンツ　・*・*・

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　　　　● [ エディターズ・ルーム ]　１月１４日更新！
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　　　　　今週のお題は『 最近食べたおいしいもの 』。

　　　　　年末年始は、いろいろとイベントが多い時期ですね。
　　　　　何か最近、おいしいものを食べましたか？

　　　　　思い出すと、口の中に唾液が湧き出てくるようなもの、、、。


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　　　[ itoh.com こぼれ話 ］

　　　itoh.com News にアシスタントが登場するときは、
　　　いつもたいていマヌケな感じですよね。

　　　読者の方は、「伊藤さんもたいへんだな」と思われているかも。
　　　そういうところは、確かにあるかもしれません。

　　　でも、登場するアシスタントは、いつも同じアシスタントなわけではないのです。
　　　今回、北京に同行したアシスタントは、去年の８月からアシスタントになった女性です。

　　　なので、伊藤さん自身が、そういうちょっとマヌケなタイプを
　　　引きつけているのではないかと思うわけです。

　　　どうなんでしょうね、伊藤さん。


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