itoh.com NEWS バックナンバー 2009年
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itoh.com News
Vol.437 Dec. 4, 2009
コミュニケーションはキャッチボール
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itoh.com News の金曜日です。
12月になりました。
年をとると、時の経つのがはやくなると言いますが、
この1年を振り返ると、はやかったような、ゆっくりだったような。
あなたはどうですか?
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● 伊藤守の『長生きしようよ』 チェンジ・マネジメント
人はどうして、コミュニケーションを交わす必要があるのか。
そういうことを何となく考え続けて30年。
もっと長いかもしれない。
この問いに、そうハッキリした答えがあるわけではないけれど、
たぶん、確かに言えることが二つあると思います。
一つは、変化に適応するため。
自分の身のまわりに実際に起こる変化だけではなく、
やがて自分にもふりかかってくるであろう問題に
事前に対応するためにも、コミュニケーションは必要です。
だいたい、私たちは、見たいものを見たいように見て、
聞きたいことを聞きたいように聞くわけですから、
何を知らないかを知らない。
なのに、とりあえず、わかったことにしてあるわけですから、
人生では何度となく、青天の霹靂というのを、経験することになります。
たとえば、その昔、
我が家の庭にいたアリは、しょっちゅう、
巣に水を入れられたり、2B弾を仕掛けられたりしました。
彼らが、もう少し私の動向が読めていれば、
巣を作る場所を考えるとか、策もあったのでしょうが。
もっとも、それも計算済みで、
数で勝負していたのかもしれませんけどね。
さて、他人の視点、解釈、情報というのものに触れる機会の不足は、
未来を予測する能力の欠如につながります。
未来を予測できなければ、積極的に問題に対応することはできません。
そして、それは、単にたくさんの情報に触れればいい
ということではありません。
それよりは、自分にとって必要な情報を自分から取りに行けるようになる。
そういうあり方でしょうか。
話していても、そういう人は、ちょっと違います。
実は、多くの人にとっては、
いい人を演じることが会話の目的だったりするわけです。
一方、自分に必要な情報を自分で取りに行くような人は、
相手にいろいろ質問したり、つっこんだりするので、
あまり、人に好かれないかもしれません。
コーチングは、変化へ適応を目的としています。
個人も会社も、日々変化しているわけですからね。
もっと言うなら、変化に適応しているようじゃ間に合わない。
こちらから変化しよう、と思っている人に、コーチングは機能します。
そういう人たちは、だいたい全体の二割くらいでしょうか。
残りは、変化に対する抵抗勢力になります。
こうしてみると、なんですね。
組織や人が変化していく上で、一番難しいのは、
内側の抵抗勢力であり、外側の抵抗勢力なのかもしれませんね。
安全を確保したいんだけど、
やっぱり、そういうものはないんですよね。
さて、もう一つ、コミュニケーションの目的。
それは、やっぱり、コミュニケーションを交わすことを楽しむことでしょうね。
コミュニケーションは、手段のようにも思えますが、
自分で変化を起こしていけるような人たちにとって、
コミュニケーションは、それそのものが目的になっている。
彼らは、コミュニケーションを楽しんでいます。
もしかすると、それがすべてに優先するのかもしれませんね。
ところで、もし、私がアリなら、、、
うーん、
やっぱりアリはいやだな。
あのときの水害、そして爆破事件について、
詰問されそうだもんな。
アリさんには冗談通じなさそうだしね。
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● [ エディターズ・ルーム ] 12月4日更新!
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今週のお題は『 最近読んだ本 』。
最近、どんな本を読みましたか?
もしかして、『手ばなす技術』とか?
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[ itoh.com こぼれ話 ]
先日お目にかかった伊藤の大学時代のお知り合いの方から、
その後、メールをいただきました。
そこには、こう書いてありました。
「伊藤さんの学生時代ですが
そこいら辺の小説や、映画をはるかに超えてます。」
ええっ! 期待は膨らみます。
伊藤は「いやいや、それほどでもありませんよ」
と言っていましたが、いったい、どんな学生時代だったのでしょう、、、。
いつかぜひ、一般公開してほしいものです。
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