itoh.com NEWS バックナンバー 2008年
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itoh.com News
Vol.386 Nov. 28, 2008
コミュニケーションはキャッチボール
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itoh.com News 読者のみなさまへ
いつも itoh.com News をご愛読いただき、
まことにありがとうございます。
11月21日付けでお送りした itoh.com News Vol.385 ですが、
誤って2通配信されるという状況が発生しました。
ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございませんでした。
謹んでお詫び申し上げますとともに、今後このようなことのないよう、
運用の面など改善につとめて参ります。
これからも、www.itoh.com および、
itoh.com News をよろしくお願いいたします。
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● 伊藤守の『長生きしようよ』 笑っちゃった
私たち人間が、どうして笑ったり泣いたりするのかについては、
よくわからないところがあります。
おもしろいとき、楽しいときに笑うと決まっているわけではなく、
悲しいときには泣く、というわけでもない。
私たちは、たくさんのタブーの枠の中で生きていますが、
そのタブーを打ち破るような出来事に遭遇したときなど、
それは、もう、笑っちゃうしかないわけです。
きっとそうしないと、脳がもたないんだと思います。
たとえば、落語。
あるとき、春風亭小朝の落語を聞きにいったら、
「新聞には毎日死亡欄があって、○○さん、心筋梗塞、とか、
脳溢血、などの理由で死去、なんて出るわけです。
ところで、立川談志なんていう落語家がいますが、
ああいう人が死んだときには、普通の病名なんかいやですね。
やっぱりあの人なんか死んだら、『立川談志、死去。死因は「天罰」』
なんていうのがいい」
と言っていた。
一方、その立川談志は、本の中で、
「飲酒運転はなぜいけないか。それは、轢いたという実感がないから」
なんて、書いている。
こういうの、本当は笑っちゃいけないんです。
倫理的にも問題があります。
でも、こういうのを聞いたり、読んだりすると、
つい、笑っちゃうわけです。
笑っちゃいけない。
でも、おかしい。
この狭間がおもしろいんですね。
笑いは、こらえているときが一番おもしろいんですから。
これから、韓国に行きます。
偉い人の前でプレゼンをしたり、協会で講演したりするんですが、
そこで緊張した自分が話す姿を想像すると、
なんだか、こらえきれないものを感じますね。
でもって、たいていそういうときは、よけいなことを言っちゃうんです。
志ん生の落語のまくらに、
酔った八五郎と熊が歩いている話がある。
八五郎が、暗闇の方へ千鳥足で歩いていくと
そこで、熊は声をかける。
「おーい、八、そっちは危ないぞ」
「えー?」
「そっちに行くと、安全地帯(その昔の、都電を乗り降りする縁石。
この縁石は、一段高くなっている)があるから、蹴つまずくぞ」
『安全地帯は危ない』って、言われてみればそうなんですよね。
何か、つじつまの合わないこの世界を、表現したいと思うのです。
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● [ エディターズ・ルーム ] 11月28日更新!
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今週のお題は『年内にやってみたいこと』。
あと2日で、12月。
2008年の最後の月となります。
なんだかこの1年も、あっという間だったような気がします。
さて、2008年も、残すところあと1ヶ月。
あなたは、年内にやってみたいことはありますか?
「やらなければならないこと」はすぐに頭に浮かびますが、
「やってみたいこと」というと、ぱっと思い浮かばない。
できたら、いつでも「やってみたいこと」で、頭をいっぱいにしておきたいものです。
(itoh.com エディター)
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