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itoh.com NEWS バックナンバー 2008年

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            Vol.355    Apr. 11, 2008
         コミュニケーションはキャッチボール

   http://www.itoh.com

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  ● 伊藤守の『長生きしようよ』    短く話せよ


    先日出席した、とある勉強会のスピーカーは、
    分厚い資料を配布して、
    画面に資料と同じ内容を映し出し、
    1時間以上、資料と同じ内容を話した。

    1時間我慢を重ね、
    いよいよ開放されると思ったら、
    なぜか質問する人がいて、
    また、その質問も要を得ず、
    挙句の果てに、長い。

    それに対する答えは、
    ご丁寧に、360度、多面的に、
    「それから」「また」「あるいは」「そして」
    全部の可能性を話す。

    予定は40分。
    終わったら1時間半以上。

    爆発寸前。


    思えば、小学校でも中学校でも、
    高校でも大学でも、
    大人になっても、
    長くてつまらない話を聞かされてきた。

    ずっと、そういうものだと思ってきました。

    しかし、思えばそれらは全部、
    要するにつまらない話で、内容もない。

    内容のある話であれば、
    ずっと聞いていられるわけで。

    興味のない、面白くもない、
    特に関心もない相手の、
    下手な冗談、居直った態度、
    こういう人に私はずっと言いたかった。


    「我慢の限界だ!」


    話術、滑舌、それに期待するわけではない。

    相手が1人だろうが、1,000人だろうが、
    話すときには、“私に”話して欲しい。

    「お前がしゃべるなよ勝手に、延々と」

    せめて、せめて、

    「短く話せよ」。

    私は長い間、それを言いたかった。
    ほんと。


    話が長いといえば結婚式。

    いろいろな挨拶がある中で、
    私が一番素敵だと思った乾杯の音頭は、
    さーっと出てきて、マイクなど無視して、

    「おめでとう!!」

    「今日は本当にうれしい!!」

    「この気持ちを込めて、皆さんと一緒に高らかに乾杯をしましょう」

    「かんぱーい」

    感動しました。

    今日何をしに来ているのか、思い出させてくれました。


    ところで、主賓の挨拶は、
    おいしく飲むために、砂漠を歩いていてカラカラになる
    というコンセンサスがあるからいいのですが、
    乾杯のときに、シャンパンの泡が全部飛んでしまうような長話に、
    貧血を起こしそうになることがあります。

    「短く話せよ、短く」。


    それでですね、
    今思ったんだけど、

    今回のこれ、ちょっと長いな。




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  ● [ エディターズ・ルーム ] 4月11日更新!
   http://www.itoh.com/edit/index.html


   今週のお題は『記念日』。

   身近な記念日といえば、誕生日や結婚記念日、
   そして「国民の祝日」や「ひな祭り」「七夕」などの伝統行事でしょうか。

   「○○の日」「○○記念日」など、
   世の中には1,000以上の記念日があり、
   年々その数は増え続けているそうです。

   ちなみに今日、4月11日は、
   「メートル法公布記念日」だそうですよ。

                       (itoh.com エディター)


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