itoh.com NEWS バックナンバー 2007年
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Vol.334 Nov. 9, 2007
コミュニケーションはキャッチボール
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● 伊藤守の『長生きしようよ』 コミュニケーションのイノベーション
ちびまる子ちゃんの歌の中に、
『エジソンは えらい人 そんなの常識~ ♪』
という歌詞があります。
ご存知のとおり、エジソンはいろんな発明をしています。
エジソンの特徴は、まったく新しい発明をするだけではなく、
すでにある発明品の新しい使い方を発明する、
という点でも優れていたことです。
そのエジソンの発明の中でも私が惹かれているのは、
「ハロー」
ですね。
ヨーロッパからアメリカ大陸に移住してきた人たちは、
ヨーロッパの慣習をそのまま船に乗せてやってきました。
当時の人たちは、初対面の人と、
直接言葉を交わすことはなかったようです。
必ず第三者を紹介されて、その人を介して、初めて会話を交わした。
電話はベルの発明ですが、
ベルは「もしもし」を「アホイ」と言っていました。
ところがエジソンは、「アホイ」ではなく「ハロー」と言ったのです。
いつの間にか、アメリカ中にそれが広まって、
電話では最初に「ハロー」と言うようになったのでした。
「ハロー」はとどまるところを知らず、
電話の受話器を手放して、
道ですれ違う人にも「ハロー」なんて言うようになり、
そして、「第三者」はいらなくなったのです。
「ハロー」は、まるで流通における、
中間問屋の排除のようなものだったわけです。
こうしてアメリカ人は、
誰とでも素早く知り合いになれる魔法の言葉、
「ハロー」を、エジソンから授かったわけです。
「ハロー」はまさに、
コミュニケーションにおけるイノベーションだったのです。
私も、そういうイノベーションを起こしたいと、ずっと思っています。
そして、最近ちょっと、それに近づきつつあるような気がします。
こういう思い込みは、
もしかすると、時差からくるものなのかもしれませんが、
ちょっとワクワクしますね。
仕事柄、「ソリューション」という言葉をよく使います。
それもいいのですが、
「会社を幸福にする」とか、「楽しい会社にする」とか、
そういうのがいいですね。
そういえば、私たちのクライアント先で、
「社員がみんな気もちよく仕事できるようにコーチしてよ。
業績? それは自分で伸ばすから」
という注文の社長がいます。
そういう社長に、
「ハロー」。
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● [ エディターズ・ルーム ] 11月9日更新!
http://www.itoh.com/edit/index.html
今週のお題は『コンプレックス』。
それぞれのエディターの書いたものを読みながら、
コンプレックスというのも、
とらえ方によって、その意味合いが違うような気がしてきました。
コンプレックスって、いったいどういうものなんだろう?
なんだかわからなくなりました。
(itoh.com エディター)
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