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itoh.com NEWS バックナンバー 2006年

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            Vol.247   Feb. 17, 2006
         コミュニケーションはキャッチボール

        http://www.itoh.com/

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  ● 伊藤守の『長生きしようよ』    「場」
 
 
   先日、ニューヨークで行われた
   コーチのカンファレンスから帰ってきたスタッフが、
   「ba」という言葉を連発するので、
   何のことかと聞いたところ、「ba」は「場」の「ba」で、
   日本語がそのまま使われているとのことでした。

   「場」といえば、以前スタッフの紹介で、
   清水博先生にお会いして、
   いろいろとお話をうかがったことがあります。

   そのときには、「場」について、あまりよくわかりませんでした。

   でも、そこで先生は私にこう尋ねられました。

   「伊藤さん、あなたはどうしてコミュニケーションに興味をもち、
    それを仕事にしているんですか?」

   そこで、何を答えたかはおぼえていませんが、
   どっちにしてもたいしたことでは、なかったでしょう。

   そして、先生は言いました。

   「私は、自分の研究を通して人を感動させたい」

   その言葉に、私は感動したのでした。
 

   『場と共創』、『場の思想』などの本が出版されています。
 
   「場」について、私がどの程度わかっているかはわかりませんが、
   たとえば、他人の家のことはわからない。
   そこで交わされている会話を通してみても、なかなかわからない。
   そこには、言葉の背景にある関係やルールなど
   前提になるものがあって、そこで起こっていることは、
   外からは計り知れません。

   会社も、実は前提となるもの、
   つまり、社員の中に浸透している暗黙の了解があって、
   それに基づいて活動している。

   そうしてみると、実のところ、
   会社の会議の席上で話されること以上に、
   どのような暗黙知があるかによって、
   会社の行く末も決まってくるのではないかと思うわけです。

   「場違い」「場あて」「場慣れ」など、
   場をつかった言葉もいろいろあります。
 

   ところで、「イナバの『場』は場所の『場』」と
   自己紹介をするスタッフがいます。
   その彼女が、ニューヨークの「場」の話をしてくれたのですが、
   彼女が話している間ずっと、
   イナバの『場』は場所の『場』だと、頭の中で思っていました。


   もっとまじめに「場」の勉強をしないとね。


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  今週のitoh.com   ・*・*・ 今週更新のコンテンツ ・*・*・

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  ● [ エディターズ・ルーム ] 2月17日更新!
    http://www.itoh.com/edit/index.html

   今週のお題は「冬季オリンピック」。

   トリノオリンピックが始まって1週間。

   弊社スタッフの6歳になる息子は、
   「鳥のオリンピックはあるのに、
   どうして虫のオリンピックはないの?」と
   不思議そうな顔をしていたとのこと。
   
   その話を聞いた別のスタッフは、
   「セミなんかだと、開催期間中、生きていられないからね」
   と言いました、、、。

   なんだかなあ。


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