itoh.com　コミュニケーションはキャッチボール

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

　　　　　　　　　　　　　　itoh.com News 　

　　　　　　　　　　　　Vol.203  　 Mar. 25, 2005
　　　　　　　　　コミュニケーションはキャッチボール

　　　　　　　　http://www.itoh.com/

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


　　●　伊藤守の『長生きしようよ』　新しいシルバーエイジ


　　　昨日は、４５歳以上でコーチを目指している人たちへの
　　　プログラムを開きました。
　　　５０代、６０代の方が多く参加されました。総勢６０名。

　　　彼らのもっているリソースとは何か。
　　　そのリソースが効果的に使われる場面や対象。
　　　それらについて話したり、実習をしたりしました。

　　　発言も多く、またそれらが正直で、
　　　それが場をリアルで楽しいものにしてくれます。

　　　自分の経験や知識を、次世代の人たちの役に立てたい。
　　　同時に、今、隣にいる同世代の人たちの役に立ててみたいと
　　　漠然と思い始めて、昨日は最初のプログラムでした。
　　　とても可能性を感じました。
　
　　　「この年代の人が、部下や若い人たちと
　　　コミュニケーションを交わすときの問題点は何だと思いますか？」

　　　「教えたがる」
　　　「辛抱強くない」
　　　「途中で口を挟む」
　　　「えらそう」
　　　「怖がらせる」
　　　「誘導してしまう、自分が安心するために」
　　　「楽しくない」
　　　　etc.
　
　　　こういうことを、本当に嬉しそうに言う。
　　　それでいて他人事にしているわけではない。

　　　私は、こういうことを深刻に話すのをあまり好みません。
　　　また、一般論として言われるのも好みません。
　　　そして何よりも、評論されるのはいやです。

　　　昨日、プログラムに参加した人たちは、
　　　自分のことを本当に楽しそうに話してくれて、

　　　それに、反省もない。

　　　とりあえずこれからも、
　　　途中で口を挟んで、えらそうで、教えたがるんだと思います。

　　　その結果、若い世代の人たちが自分から離れていったり、
　　　溝ができたりするのを重々承知しながらも、それを続け、
　　　やがて、心底思い知る。
　
　　　そして、今まで日本にいなかったような
　　　新しい５０代、６０代が誕生するかもしれません。

　　　楽しみだ。


━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━

　　今週のitoh.com　　　・*・*・　今週更新のコンテンツ　・*・*・

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━


　　● [ エディターズ・ルーム ]　３月２５日更新！
　　　 http://www.itoh.com/edit/index.html

　　　今週のお題は『お酒』。
　　　もうすぐ花見のシーズンですね。
　　　イトウ・ドット・コムのオフィスは、
　　　東京の花見の名所、千鳥が淵のすぐそばにあります。
　　　桜の季節になると、本当に人があふれるように歩いています。
　　　花見といえば、お酒。桜のようにほんのり赤い顔をして、
　　　ふらふらと桜の下を歩きたいものです。


----------------------------------------------------------------------
　　itoh.com Newsは、www.itoh.com から配信登録をされた方、
　　伊藤守講演会に参加された方に＜毎週金曜日＞にお送りしています。
　　配信を希望されない方は、お知らせください。
---------------------------------------------------------------------

　　▼itoh.com News に関するお問い合わせ
　　　 mailto:news@itoh.com
　　▼配信申込み・配信中止・配信先変更
　　　 http://www.itoh.com/news/index.html
　　　配信先変更については、一度登録を解除の上再度ご登録ください。

=====================================================================

　　◆発行人　　伊藤 守　　　　東京都千代田区三番町８－１－６Ｆ
　　◆編集　　　itoh.com

---------------------------------------------------------------------
　　　Copyright (C) 2005 Mamoru Itoh  All rights reserved.