itoh.com NEWS バックナンバー 2004年
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itoh.com News
Vol.166 Jun 25, 2004
コミュニケーションはキャッチボール
こころの温度はいま何度?
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● 伊藤守の『長生きしようよ』 秋葉原
今、私は海外にいるのですが
飛行機の中、ホテル、
どこでも本を読むのが楽しいです。
今は、林えり子さんの
『東京っ子ことば」を読んでいます。
指差して「あそこ」なんて言うのは他国育ちで
東京っ子なら「あすこ」と言う。
秋葉原は、もともと「あきのはら」と澄んで言っていた。
いつのまにか「の」を取っちゃった。
山手線も「やまのてせん」。
高田の馬場は「たかた」と濁らない。
高田の馬場に住んでいる知人がいますが、
「たかだのばば」と濁って言います。
名古屋の出身ですからね。
父は東京、向島の生まれで、
東のことを「しがし」なんて言います。
それで、ゴルフのときなど
「おい、すごいのを打って
まわりの田舎者をうならかしてやれ」
なんて言います。
「うならかす」なんていうのは東京っ子です。
父は仕事の関係で山形にいましたが、
「あいつは東京もの」なんて言われていました。
それでも、言葉を直す気配すらありませんでした。
東京か好きなんです。
私もそうです。
それから、犬をけしかけるときには
「うし、うし」なんて言ってたんですが
最近は、人に向かって犬をけしかけたりしませんから、
その言葉もなくなったのかもしれません。
あの頃は、よく犬をけしかけたものです。
外国にいると、食べるものも恋しいけど、
そういう言葉も恋しい。
ちょうど東京三代目になる息子は、
「俺はさ、東京の田舎ものだから、暗い夜とか駄目なんだよ!」
「夜は暗いものだろう」
「だからさ、俺は明るい夜しか知らないんだよ。
だから、暗い夜は怖いんだ」
「なるほど、東京はお前の田舎なのか」
「うん、明るい夜は落ち着くね」
東京っ子は照れ屋が多くて
「ありがとう」なんて面と向かって言えやしません。
だから「おっと、有難山のほととぎす」なんて
シャレるわけです。
標準語には気持ちがのらない。
その土地、その土地の言葉には感情の記憶がある。
だからと言って、
田舎の言葉を好きになる気はないけどね。
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「人にどう思われているか?」
これも大事なんだけど
「自分は自分のことをどう思っているか?」
これも大事なんです。
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■ ドリル No.3 『「自意識過剰」をめぐって』から
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│「人にやさしくするのも、
│実は生存確率の問題なんです。
│人に親切にしたり、やさしくすれば、
│生き残る確率は高くなるからね。
│
│君たちも練習しておいた方がいいと思いますよ。
│ただ、あなたたちが勘違いしているのは、
│そういう気持ちを「持たなければいけない」と
│思っていることです。
│人にやさしくするのは、気が向いたときなんですよ。
│
│そして、機嫌がよければ、
│人にやさしくしようとする気になるんです。
│だから、ご機嫌であるということは、
│世の中に対する貢献だって、
│これまでも何度も言っているでしょう。」
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今週のitoh.com ・*・*・ 今週更新されたコンテンツ ・*・*・
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● [ 読字障害について ] 6月24日更新!
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今回は簡単なエクササイズで、
読字障害が治ったというレポートをお届けします。
身体を動かして脳を刺激することが
脳の障害の治療になるという話には説得力があります。
「無理だ」という思い込みが何より危険ですね。
● [ エディターズ・ルーム ] 6月25日更新!
http://www.itoh.com/edit/index.html
今週のお題は『携帯電話』。
いまや携帯電話をもっていないという人には
なかなか出会わなくなりました。
でも、羽田空港からのモノレールに乗ると
ほとんどの人が、飛行機を降りたところで
一斉に携帯を覗き込んでいるんです。
その様子は、ちょっとこわいものがあります。
● [ ワンワン Coaching ] 毎日更新!
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サラリーマンのぼやきに鋭くつっこむコーチ犬。
このつっこみは、誰かに似ている気が、、、。
毎日チェックしてみてください!
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