Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2018年4月13日(金) 「入院」

昨日病院に行ったら、入院前の診察と検査、入院手続きでやたら長引き、会社を午前半休のはずが全休する羽目になった。今朝出社すると、なぜか「HKの体調がやばい」がという噂が流れていた。活発なコミュニケーションと流言は背中合わせであると痛感しつつ、このまま激務と多大なストレスによる体調不良を装おうとしたが、装うにしては元気すぎて、あっけらかんとしていて無理であった。私の数年間の体型の変化を知る会社の者たちは診察内容を聞いて「ああ、やっぱりね」とせせら笑うだろうが、誠実な人柄を装うため、本稿を書くネタを別に探すのも面倒だから包み隠さず書くと、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるのだ。睡眠時の状態を見るには病院に一泊するのがてっとり早い。入院とはいえ、検査器具を取り付けて病院で一晩を過ごすだけである。事前に行っていた簡易検査を見た妻は「2分間も息が止まってたなんて、死んじゃうから」とケラケラ笑っている。きっと夜中に団信と生命保険の契約内容を確認していることだろう。世知辛い環境から逃げるために、私は早く入院したい。検査内容により差額ベッド料なしで個室に泊まれるばかりか、器具を取り付けた後は、テレビを見たり、本を読んだりして自由に過ごせるという。Wi-Fi付きの部屋ならインターネットも見放題。酒を飲めず、器具でがんじがらめにされているのでトイレに行けないことだけは画竜点睛を欠くが、痛く苦しい思いを全くすることなく、誰にも邪魔をされることなく、だらだらと自分だけの時間を過ごせる素敵な時間がもうすぐやってくる。一泊二日なんて短すぎる。ウキウキワクワク。もういくつ寝ると入院の日と口ずさんでいる。(HK)

入院と聞いて思い出すのは、弟の入院。幼少の頃、小指を切断してしばらく、飯田橋の病院に入院していた。お見舞いに行くととても元気で、病院を走り回って怒られていた。母親が付き添いなったため、当時の自分は、初めて父親の手料理を食べることになった。味噌汁にまるごと入った人参、暑い味噌汁を覚ますために投入された牛乳、沸きすぎたお風呂、全てはいい思い出というには程遠く、現実とコンフリクトする機会だった。病院の食事の方がきっと美味しかったんだろうなー。そういえば奥さんも出産時に入院したのを最後に思い出しましたが、それは次の機会に。(T)

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