Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2017年12月8日(金) 「カップラーメン」

社長秘書が隣に座っていると、稀に幸運が巡ってくる。社長宛にお歳暮で届いたカップラーメンの詰め合わせ。ヨダレを垂らして虎視眈々と狙う40代。社長の「みなさんもどうぞ」という言葉にいち早く手を伸ばす40代。嬉々とカップ焼きそばのお湯を捨てる40代。ソースの香りをオフィス中に充満させて麺をすする40代。こうしたナイスミドルになるビジョンはなかったが、虚勢を張らず、正直に生きようとした結果、こうなってしまった。私はカップラーメンが好きだ。先月2週間ほど海外に行っていた。ドメスティックな人間なので、きっと日本食が食べたくなるだろうと、スーツケースにカップラーメンをいくつか入れてみた。だが、日本食が恋しくなるであろう旅の中盤以降、給湯ポットがないホテルばかりであった。前半のホテルはあったのに、食べたくなった時にお湯がないのだ。球場でビールを買いたくなった時に限って売り子が来ないという状況に似ているが、球場は自ら買いに行けば、用は足る。だが、ここではフロントにて英語を駆使してリクエストしなければならない「プリーズ、ベリーベリーホットウォーター、プリーズ」とでも言えば、持ってきてくれるのだろうか。そもそも、現地語はもちろん英語もさらさらできない私にとって、海外のホテルのフロントなんぞ、最大限の卑屈と曖昧さで対応せざるを得ない場所だ。チェックインチェックアウトでも苦痛なのに、リクエストなんてとんでもない。カップラーメンは自宅のパントリーまで私の旅に徹頭徹尾同行し続けた。(HK)

カップラーメンは数年間ご無沙汰だったのですが、なぜか今年になって何回もお世話になっています。きっかけは、「沖縄限定」というカップラーメンが近所のスーパーに山積みになっていたことでした。沖縄限定が東京で食べられるなんて、なんかお得な感じがして、つい買ってしまいました。(ちょっとあさはか)それでもって食べようとしたら、家族がちょいちょいつまんでいくので、自分もちょっとしか食べれない。その繰り返しで、なぜかカップラーメン欲が収まらないまま12月を迎えてしまいました。年末休暇には、カップそばを食べようと狙っています。(T)

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