Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2017年10月27日(金) 「下克上」

今日はセミナーに行ってきました。なんとちょうど「下克上」とか「戦乱」といっているプレゼンテーターがいました。下克上とかがおきそうなのは、英語教育の世界。これからの英語教育には、聞くと読むに加え、書く話すが加わる4技能になることで、予備校・塾業界の再編が2020年~2025年にかけて起きるらしい。プレゼンテーターが楽しそうに話しているのでなんだかわくわく聞けました。でもちょっと待てよと。その人の話だと、TOEICの出題形式もその方向で変わっているとか。それも2015年に。。。。知らなかった。。。たいした英語上級者でもないのに落とされてしまった。下克上を恐れるくらいの点数とってみたい。(T)

座りたい。座らなければならない。座りたい執念があるからこそ階段から一番遠い最後尾車両までわざわざ歩くのである。到着した電車は座席こそ埋まっているものの、次の駅は多くの路線の集まる大きな駅。4人席の左右のボックス席に挟まれたつり革をただ一人抑えれば、広大な8人分の席が我が掌中にあるのだ。私の後ろに並んでいたくたびれたサラリーマンなんぞ、ボックス席手前の私が座れる可能性なしと通り過ぎた2人席の前にしか立てていない。私の領土は限りなく広く、彼の領土は限りなく狭い。だが、列車が大きな駅に止まると、私が一瞥もしなかった2人席から1人降りてしまい、くたびれたサラリーマンは果実を得て、大きなアドバンテージがあったにも関わらず、我が掌中にある8人は誰一人降りないのである。大きな駅から乗ってきたサラリーマンは私に領土割譲を迫り、結果進行方向左側のボックス席4人分は彼の掌中となった。それでも右側のボックス席4人は私のもの。さきほどの2人席の前への移動も考慮してもよいが、先のくたびれたサラリーマンは私よりさらに先の駅まで乗るのは知っているので、1枠しかない。次のターミナル駅で入れ替わる可能性は皆無。私はここにとどまることを決意すると、その1枠のところに一人立つ青年がいた。4対1。4倍のアドバンテージを持つ私が次の大きな駅で果実を得るにちがいない。可能性を信じる。だがしかし、その1枠が次の大きな駅で降り、ビハインドだった青年が果実を得るのである。左側のボックス席の男までも果実を手にする。挙げ句の果てに、私側のボックス席に座るおばさんが、大きな駅から乗ってきた別のおばさんを手招きして呼び寄せ、私はところてんのようにドア前まで押し出さる。あまりあるアドバンテージは灰燼と帰し、私は次の駅で降りざるをえないのである。(HK)

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