itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2017年7月28日(金) 「幽霊」
幽霊とかお化けとかいろいろな言葉がありますが、幽霊というのは、亡くなった方が出てくる、という意味が強いらしい。枕元に立つなんていうのがまさにそれだと。明るい所に出て来たり、ことわざを言ったり、戦ったりするのとはちょっと違う。進化したりもしないし、お友達になったりもしない。ネットで自主的に勉強して賢くなったり、退職者を推測したりもしない。さっき、九段坂を後ろ向きで歩いてのぼってきたおじさんがいたけど、足がついてたから違う。はず。通り過ぎてから振り向いたら、目があって、怒ってる感じだったから怖かったけど、幽霊ではないはず。あんまり幽霊のこと考えると夜に出てきそうだから、違うこと考える練習中。(T)
鼻をほじりながら仕事をしていると、突如冷たい風が。我がオフィスは千鳥ヶ淵戦没者霊園と靖国神社のちょうど真ん中という地理的条件ゆえに、両所を往来する幽霊たちにとっての渋谷スクランブル交差点みたいなものである。お盆までもうすぐということで、ついに霊感のまるでない私まで、その存在を認めることができるほどに幽霊たちが入り混じり、うらめしやの声が飛び交っているのかと思っていると、向かいの席の人が、私の席から見えない足元で扇風機を回しただけであった。紛らわしい。(HK)