Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2017年7月21日(金) 「お茶」

先週末、シンガポールの御土産だということでお茶を友達からもらった。なにやら高級だということだったので、ちょっとググってみたら、15パックで並行輸入で7000円近くすることが分かった。た、高い・・・。あまりに高いので、自分だけで飲むのもなあと思い、周りの人に分けることにした。なんと心の大きな人なんだろう。さっきこの原稿を書くにあたり、せっかくなのでお茶を飲んでみた。高級な味はしたが、自分でその値段を出して買うかというと、絶対買わない。心は広いが、財布の紐は固い。ケチなのか、ケチじゃないのか、自分でも分からない。(M)

静岡の後輩の家に遊びに行ったとき、ご飯のあとにお茶を2杯飲むという彼の家のルールはとても新鮮だった。自分の家でも親戚(静岡ではなく松坂)からお茶が送られてくることがある。そのお茶は我が家では、水出しのお茶にしている。父親によく似た叔父は、なぜ僕にお茶を送ってくれるのだろう。理由はわからないが、僕も将来、娘にお茶を送ろうかな。もしかして?お肉が欲しいって言われるかな?(T)

同僚に生ける千利休がいる。氏のお茶への愛情はあまりに深い。仕事中はペッドボトルではなく、自ら厳選した茶葉を急須に入れ、そして提唱されている「お茶のおいしい入れ方」を実践し飲んでいる。外の会議室で部内会議をした際、彼が入れてくれたお茶は香り高くやけにうまかった。とある休日、彼は一人で静岡へ行き、茶娘の格好をして茶を摘む。彼自慢の自宅のエクステリアは茶の木の垣根だ。茶の資格取得を今年の目標としている。茶を極める彼は「目の前にいる人に究極の一杯を飲んでもらいたいから」と言うナイスガイだ。私は毎週水曜日の給湯室掃除をルーティーンとして生業としているが、私の掃除の邪魔にならぬようタイミングを見計らって、茶葉を捨てるというナイスガイなのである。なんか、いいことばかり!彼にとってのお茶は、私にとってのコーラ。だが、コーラ好きは悪いことばかりだ。砂糖たくさん。太る。アラフォーの中年男がコーラを飲む姿は、歩く自己管理能力の欠如だ。それでも、モテたいという一心で最近はコーラを我慢して、100円ショップで購入した30袋入りの激安ティーバッグのまずい茶をすすっているが、プルプルしてしまう。完全なペットボトル中毒者である。もし、私がコーラではなく、お茶好きであったのなら......自己管理能力溢れながらも、しなやかに、そして雅な佇まいを醸し出すナイスガイになれたのに!(HK)

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