Editor's Room

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2017年4月28日(金) 「卵」

僕たち哺乳類は違うんですが、多くの生き物が卵から生まれます。鳥もそうですし、とかげもそうです。子供の頃、インコを飼っていました。つがいで飼っていたら、卵を産んで、そこから雛が孵ったことがあります。そのとき私は、すっごくうれしいというより、じわっと感動したような、不思議な気持ちだったと思います。今、我が家では、オタマジャクシが育っています。ちょっと足が生えてきて、ああ、カエルの足は生えた時からあのカエル足なんだなと思ったりしながら育てています。この子たちが育って、カエルになって、卵を産んだら、それはそれは感動するんだろう、カエルに餌を与えるのは大変そうだけどがんばろう、とか思っています。この4匹のオタマジャクシが、間違っても、自分の職場の島のように、男だけでありませんように。(T)

以前、全社的にフードアレルギー検査を行ったことがある。私は、アレルギー体質であり、スギ花粉に対するアレルギーはなかなか深刻である。春先は常に頭がボーとしている。夏秋冬もボーとしているので、どうやら私の周りには一年中スギ花粉が舞っているらしいが、今回は「卵」の話なのでこれ以上は割愛する。ほぼ全ての人は卵アレルギーであった。食生活を振り返ってみれば、毎食のように卵を食べるので、誰もが卵の許容量をコスはずだ。しかし、私は引っかからなかった。ピーマンアレルギー、ゴーヤアレルギーなどに引っかかってもよかったが、当然引っかかるどころか、こうした検査項目はなく、全ての食べ物に対するアレルギーを認めることはなかった。これは喜ぶべきことか。社内でもう数名フードアレルギーに全く引っかからなかった人がいた。その人たちには一つの共通項があった。「中年太り」であることだ。食べ物に対する拒否反応はなく、全ての栄養素、カロリーを受け入れるからだろうか。この共通項に私は愕然とした。まだ、そこまで太っていなかった。それから数年たち、私は彼らに追いついた。抜きつ抜かれつといっても過言ではないかもしれない。卵アレルギーはつらい。しかし、「卵」を拒絶することなく受け入れることで、この恵まれたボディーが育った。(HK)

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