Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2017年3月31日(金) 「ことわざ」

「スマホの水没」
意外と復活するときもあるが、だめでもしょうがない。復活する保証はないけど、一応試してみる価値はある、やるせない感じ。(T)

「酒を飲めども時を読め」
酒を飲んでも、呑まれるな。時を読め。いま何時か、頻繁に俊敏な確認せよ。偉い人の隣で飲んでいようと、今何時か。その行為がどんなに失礼であろうと傍若無人に確認せよ。私は上下関係が絶対の体育会系ではなく、帰宅部系。社会の上下関係には鈍感であるがゆえに、できることかもしれないが、家庭内では敏感なのである。毎日「返事は?」「はい」という言葉のキャッチボールだけで如実な序列が構築された。飲み会申請だけで、心臓ばくばく。なおや、酒の勢いに負けて、どんどん夜が遅くなろうものなら、きっと妻の逆鱗及び、帰りの電車での震えは震度と比例する。家庭内平和。人生ハト派。クルックー。妻の機嫌を損ねたくない。ゆえに、酒を飲めども時を読め、なのである。先日飲み会で羽目を外して終電を逃し、どう妻に言い訳すればいいか悩みすぎて爆発しそう、という悪夢で目覚めた。(HK)

「裏返しの後ろ前反対」
正解から最も遠いという意味。プールの後の息子が、インナーを裏返しで、しかも後ろ前反対に着ているのを見た母親がつぶやいたことが語源。信じがたいが本当にあり得るという意味でも使う。(M)

「スマホ買ってアプリ入れず」
祖母は仏像を彫っている。歴史好きの趣味の域を超えて津々浦々の仏様を訪ね歩いては、部屋いっぱいに香るヒノキの木片から少しずつ輪郭を模っていく。ある時は手の形が難しいから、はたまた邪鬼の顔がよう分からんからといってお寺に通い詰め、何十本もの彫刻刀を使い分けて運慶顔負けの完成度を達成する。一体作るのに一年は要するから、その根気や思い入れといったら大変なものである。従って「仏彫って魂入れず」ことが起ころうものなら一大事なのである。それにもかかわらず、父のiPhone7はガラケーにあった機能以外使った形跡がない。スマホの最新機種を買ったはいいものの、中身はいつまでたってもデフォルトのまま。その上、子供たちには最安機種に最安プランを選択しろと要求する。いまだに外出時はカメラを持ち歩き、銀行口座の残高を確認するときは通帳を持って支店まで行き、メールはパソコンでしか確認しない姿に兄妹そろって呆れる次第である。せめてランキング上位にあるような便利なアプリでも使って、スマホの持ち腐れは避けてほしいと願う。皆様、よい週末を(N)

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