Editor's Room

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2017年3月17日(金) 「リメイク」

リメイクは日本語で言えば作りなおし、場合によっては、ぜんぜん違うものになってしまうこともリメイクと言うらしい。ぱっと思いつくのは、、映画のリメイク。ゴジラもそうだし、少しタイトルは変わっても、7人の侍、なんかもいろいろな形でリメイクされている。自分の日常にあるリメイクといって一番に思いつくのは、料理。夜作ったものを朝少し味を換えてみる。味を変えるならまだがんばった気がするが、最近は一品加えて組み合わせが変わるくらい。肉じゃがと漬物の夕ご飯は、朝には肉じゃがとキャベツの千切りの朝ご飯へとリメイクされる。これをご飯というプロダクトのリメイクといっても許されるかな。ぜんぜん違うものになるのとは逆に、ほとんど変わらないリメイク。個人的利用の範囲内なので、許してください。 (T)

リメイク、オマージュ、インスパイア、パロディ(これはちょっと毛色が違うけれど)、パクリなど、オリジナルじゃない作品を表すのにいろいろな便利なフレーズがある。「パクリじゃないか」と非難されたら「オマージュだ」と反論することも可能なのだろうか。そこでネットで違いを調べてみたところ、ある掲示板サイトで素晴らしい説明がされたという記事を見つけた。・バレて困る⇒ パクリ ・バレると嬉しい⇒ オマージュ ・バレないと困る⇒ パロディ ・バレたときの言い訳に使うのがインスパイア 素晴らしい解説である。リメイクは正真正銘の「作り直し」であるのか、この仲間には入れられてなかった。日本映画ではパロディが少ない気がする。パロディ好きとしては、ぜひ作って欲しい。と、「リメイク」というお題にもかかわらず、「パロディ」で〆る私であった。(M)

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をリメイクしたい。「上司にも負けず 同僚にも負けず 妻にも健康診断にもまけぬ 丈夫なこころを持ち 克己心はなく 決して周りの声に惑わされず いつもコーラを飲んでいる 1日にコーラ1本と 砂糖たっぷりのレモンティーでリッツを流しこみ あらゆるものを 自分へのごほうびと口にする 東においしい餃子屋があれば 行って喰らい  西にやすい居酒屋があれば 行って呑み 南に食べほうだいの焼肉屋があれば 皿に肉はあふれさせ 北にランニングしようと誘おうというものがいれば けっして近寄らず 電車の中では かならず座り エスカレーターがあるときは すなおに乗り 食べつかれたら すぐ横になり 徒歩5分の距離でも 車に乗って コーラを煮詰めた動画を見せられても意に介さず そうした苦言のすべてを右から左へ受けながし すべてを代謝の衰えのせいにし みんなに嘲られ 小さい息子にもデブとよばれ ほめられもせず わらわれ そのさかさに わたしはなりたい」(HK)

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