Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2016年7月8日(金) 「薬」

熱が上がって病院へ行くと、ほぼ間違いなく風邪と診断される。難病に侵されているのに風邪と診断されているようで、医者は信頼ならんと思うものの、結局処方された薬で数日のうちに治るので、やはり医者の目は正しいのである。それならなおのこと、風邪と診断されると分かりきっているのにわざわざ病院へ出かけ、長時間待合室で待つのは億劫である。しかし、それを上回る価値のあるほど、市販薬ではない処方される薬に妖しい魅力を感じる。処方された薬はよく効く。先日熱を出した時も、薬の効果が切れると39度前後まで熱が上がるが、薬を飲むと平熱まで下がり、このまま遊びに行こうかという思いに駆られるほどだった。効く薬を飲むと、病人の特権を失うような恐怖はあるものの、特権を失おうと健康の方がいいので、体調を崩すとなるべく処方箋を求め、病院へ行く。(HK)

小さいころから薬が大嫌いだった。錠剤がなぜか飲めずに、苦労したトラウマに今も苦しんでいる。今は錠剤は大丈夫だが、粉薬はできるだけ避けたい。中学の時、1カ月くらい入院したことがあり、最初はつらくて薬を飲んでいたが、そのうち、こっそりと引き出しに薬を隠すようになった。薬を飲まなくても、自分が回復しているのが分かったからだ(でも、本当はダメだろう)。入院中でも、隠すほど薬が嫌いだった私の薬嫌いは今でも健在だ。先日、年齢による体調不良(泣)のため、医師から漢方薬を処方された。漢方と言えば、とにかく苦いし、量も多い。処方された漢方薬も、例にもれず苦い。いろいろ医師に交渉してみたが、相手にされず、漢方が手渡された。オブラートも考えたが、口の中で溶けだしてしまうことを考えると、鳥肌が立ったので、カプセルを購入した。1回分をカプセルに詰め替えると8個になる。それを1日3回。結構な手間である。さっと飲んでしまえばいいのだが、それでも、地道に8個のカプセルに入れ直して、漢方薬を飲んでいる。この努力の甲斐あって、ちょっと体調がいいのだが、入れ替えの手間が結構苦痛になってきた。続くかな・・・。(M)

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