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2016年6月10日(金) 「お小遣い」
我が家は官僚主義的権威主義体制(Bureaucratic Authoritarianism)。したがって小遣い制度が導入されている。私は世のお父様と同様、「俺が働いて稼いだお金なのに、小遣いはおかしいのではないか」と常日頃疑問に思うが、口に出せない辺り、官僚主義的権威主義体制下なのであろう。ただ私が予算を持ったところで財政破綻まっしぐらであるので、小遣い制度は甘受していると書けば、抑圧されて自由を諦めて大衆そのものであり、やはり官僚主義的権威主義体制下なのである。我が家の小遣い制は決められた予算内でやりくりするようなものではなく、より限られた予算の適正執行への信頼のない小学生に対するような制度、必要に応じての都度の承認決裁である。我が家の大臣は比較的寛大であり、承認決裁が拒否されないこともないが、それでも申請に伴う破裂しそうな緊張は抗い難い。オートチャージ機能つきの電子マネーと、例えば飲み会で1万円の決裁承認を得て、5000円で済んだときのような申請予算の余剰で溜め込んだヘソクリで日常生活は賄うレジスタンスを敢行しているが、数ヶ月前に溜め込んだヘソクリを入れていた貴重な財布を盗まれるという失態を犯してしまった。この致命的な信頼失墜により、官僚主義的権威主義体制は最高潮に達してしまった。つまるところ官僚主義的権威主義体制なのである。(HK)
今月から子どものお小遣い制度を始めた。入念なリサーチによると、学年×100円が妥当な線らしい。うちの子は3年生なので月300円。いまどき300円で何が買えるというのか…。しかも消費税を考えると100円のものを3つ買えない状況である。それでも初めてのお小遣いを手に、100均に嬉しそうに向かう子ども。幼稚園のときにハマっていた、発掘セット(土の塊を掘ると、恐竜や化石のおもちゃが出てくる)を200円出して購入。92円のおつりをもらっていた。こんな子どもたちからも、消費税を取るんだよなあ(当たり前だけど)。だったら、税金は大切に使ってほしいなあ・・・と100均ショップでいろいろ考えてしまう母であった。今月、残り192円、どう使うのか(あるいは使わないのか)、ちょっと見守るのが楽しみである。(M)