Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2016年5月27日(金) 「懐かしのアイテム」

「ロケット鉛筆」というのを覚えているだろうか?私の記憶からも完全に消えていたが、子供が歯医者に行ったときに、ご褒美で(私ではなく、子供に)いただいたのが、ロケット鉛筆だった。ロケット鉛筆とは芯が10個ほど本体に入っていて、芯が短くなったカートリッジを上から入れると、尖った芯が押し出されて登場するという優れものだ。名前がわからずに、検索するのに苦労した。今でもア○ゾンで購入できるらしい。すると、ロケット鉛筆を買った人が、よく見ているという商品の中に、さらに懐かしいものが!「ポケットカラーペン」。名前は初めて知ったので、全然懐かしくないのだが・・・。ポケットカラーペンとは、色鉛筆の芯だけが本体に入っていて、それをペンの先に差し替えて使うという品物である。懐かしすぎる!そんなにたくさんの色を使って、何か書くこともほとんどないのだが、欲しくなった。ロケット鉛筆と併せても、お給料を待たずして買えそうだが、何のために買うのか、今一度考えてからにしよう。(M)

今秋新卒入社の若者の極みがアルバイトとして目の前に座っている。「次のiPhone7がどうだこうだという前に、キミはガラケーを使ったことあるの?そうか、あるのか。でも、そういえば俺が最初に使った携帯はと......。これこれJ-PHONEの初のカラー液晶がウリのJ-SH02。カラー液晶が一番のウリだなんて、キミにこの興奮分かる?J-PHONEもわからないか。ボーダフォンがギリギリかな?いやはや懐かしいなあ。あ、そういえば、その前はPHSで、アステル東京使ってた。竹ノ塚のコジマ電気で買ってね。さすがにキミはアステル東京は知らないかあ。」と悦に入ると、別の30代後半が語り出す。「シティフォンって、知っている?東京とその周りでしか使えない携帯で。そんなのあると思うんでしょ?それがあるんだな。西の方に旅行に行くと、すぐ使えなくなるんだよね。信じられないでしょ?」と畳みかける。懐かしのアイテムを知らない若者に自慢げに語る。才能も能力も体力も未来の展望もまるで若者にかなわない年長者の最後にすがる沽券である。あゝ先にうまれてよかった。懐かしのアイテムを語るときほど饒舌になれることがあるか。若者を置いてきぼりにして、30代後半同士で「ファミコン、スーパーファミコンから、湯川専務に踊らされてセガサターン、ドリームキャストとマイナー路線を爆走しちゃった挙句、ゲームから足を洗ってね、ガハハ」と昔のテレビゲーム談義で大いに盛り上がる。今度実家に帰った時に、昔のゲーム機がないか捨てずに残っていないか物置を漁ろうっと。そして、ふと我に帰ると、若者相手に昔話をするジジイになってしまったのかと嘆くのである。(HK)

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