Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2015年12月18日(金) 「今年を漢字1文字で表すと?」

「挑」である。つい先日30歳になったばかりなのに、地球の自転と公転の加速が一気に増したせいか、あっという間にアラフォーと称される年齢になってしまった。元々ない体力はさらになくなり、白髪も増えてきた。幸いにも蓄積し続けている脂肪により内からハリを保つように心掛けているせいかシワは目立たないが、確実に老いが迫っていると恐れおののいている。やりたいこともできなくなる。最後の悪あがきをする一年とした。やりたかったことに挑んでやる。春くらいには顎ひげを伸ばしたいと思い、3週間ヒゲを剃らなかったところ、己のヒゲの薄さを痛感し、妻からの「本当に気持ち悪い」という言葉で、剃らざるをえなかった。私は長髪に憧れがあるので、梅雨という最悪なタイミングから半年散髪せずに伸ばし続けた。目指すはおしゃれな長髪であった。いい感じで伸びてきたと思っていたが、一昨日会社で撮影した写真を見てみると、ヘアスタイルという概念のない単なるむさ苦しいデブでしかなった。妻からは「本当に気持ち悪い」と言われた。目指す方向ではなかったと散髪を余儀なくされた。昨日、敬意を怠ってならない年上の女性たちに「分け目を変えたらいいんじゃな〜〜〜い」と言われたので、今朝分け目を変えてみた。妻からは「本当に気持ち悪い」と言われた。これは何かに挑んでいるのではなく、迷走しているだけのような気がする。「迷」に変更したい。(HK)

「遇」である。毎年行っているスポーツイベントがある。子どもの学芸会よりもそちらを選んだのは親としてどうかと思うが、こっちのほうが予定が先に決まっていたので仕方ない。そこである瞬間、目があった女性がいた。「あれ?」とお互い言って、「だよね!!??」と声が大きくなる。昔々英会話学校で一緒だった友だちだった。お互いの家に行き来したり、よくご飯を食べに行ったりしていたが、なんとなく疎遠になってしまっていた。「これって運命的な再会じゃない!?」と周りの注目も気にせずに手を取って喜びあった。連絡先を交換し、後日、ランチでゆっくりと話をした。会ってなかった間、友だちは友だちで、いろんなことがあったし、私は私で、いろんなことがあった・・・そんな話をしながら、時間が10年以上前に戻る気がしていた。いつか会いたいな、そのうち会えるかなと思っていた人に「偶」然、会えたことは、今年の中の大きな出来事だった。新しい人との出会いも楽しいけれど、こういった出会いも楽しいものだ。(M)

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