Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2015年12月11日(金) 「確認」

私が間違っているわけがない。私が間違えるはずがないのだから。本人確認の必要な不在通知郵便を受け取りに「さいたま中央郵便局」へ赴いた。ここで、私はさいたま市民に問いたい。「さいたま中央郵便局」と言われ、所在地はどこかと想像するかと。さいたま市中央区。中央省庁の巨大なビルの立ち並ぶさいたま新都心にある本局を想像するのが自然である。紛うことなく、私は仕事帰りに向かった。さいたま新都心駅から10分歩く。そしてゆうゆう窓口に並ぶのである。先の10人ほど待って、ふと不在通知書に目を向けると、郵便局の住所が「さいたま市南区」となっていた。バカな。ここの郵便局名を確認すると「さいたま新都心郵便局」とな。さいたま中央郵便局は武蔵浦和にあるという。私はさいたま市の南のほぼ戸田のくせに中央と名乗る旧浦和市の鼻持ちならない傲慢さに腹が立ち、旧与野市の名乗る中央区の僭称ぶりを嘆いた。思えば、前職時代、「Kくん、確認!」と何度先輩から口酸っぱく注意をされたか。推敲は苦手であり、業務でも確認漏れがなんどあったことか。だがしかし、私が間違えるはずはないのだ。だが、やや思い込みが強すぎるのかもしれない。(HK)

メールの誤送信は誰もが一度はやったことがあるのではないだろうか。文言を考えていたり、何をどう書こうか迷っている間に、悪魔の手によって、なぜか送信されてしまうメール。「キャー」「げっ」と思ったことも数知れない。不思議なもので、送信を押してしまった瞬間に、ハッと気づく。時すでに遅し、である。うちの会社は、こういった誤送信を防ぐために、メールに「取り消し」機能を付けてくれている。悪魔の手によって送信されてしまったメールを、瞬時に取り消すという素晴らしい機能である。それでも万全を期すために、最近は大事そうなメールには、宛先を入れずに内容を書くことにしている。これによって悪魔が手を出しても、さらにうっかり「取り消し」機能を使い損ねても、どこにも送られずにすむ。誤送信はなくなった。しかし、確認に確認を重ねて送ったメールでも、やっぱりどこかおかしかったりすることがある。どこまで確認すればいいのだろうかと、自分でもイヤになる。(M)

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