itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2015年12月04日(金) 「取り戻す」
先週、人間ドックを受けてきた。去年、ばっちり引っかかったが、1年近くかかって、なんとかその点はクリアできたので、今年こそ「問題なし」を目指して臨んだ。血液がサラサラになるサプリや乳酸菌の摂取も始めたので、今年はイケるんじゃないかと期待していた。が、やっぱり引っかかった。今年は別のところだ。嗚呼、また大きな病院に検査に行かなければいけないのか・・・。唯一、自慢だった視力も左が劇的に落ちていた(落ちても0.9なので見えているほうかもしれないが)。人間、どうもピークが早く来すぎる気がする。20歳前後で体力的・肉体的ピークを迎え、その後は落ちる一方とはなんとも切ない。緩やかにずっと落ち続けるのだから。40歳あたりでピークが来ればいいのにと何度思ったことか。取り戻せるなら、やっぱり「若さ」に尽きる。(M)
失敗をしても、挫けず、取り戻さんとチャレンジしていくパッション。このことにより、この社会はクリエイティビティとイノベーション、そしてレボリューションとリバティーを手に入れたのではなかろうか。とはいえである。「女性は3,000円、男は1人1万円お願いしまーす」。想定をはるかに超える出費である。合コンではなく、単なる融和を目的とした普通の飲み会。それなのに、何故男という理由だけで多く払わなければならないのか。「了解でーす。」とさも当たり前のように多くお金を出そうとする、下心の洪水してしまっている男の唇と財布を持つ手がプルプル震えていたことを私は見逃さない。怒りと嘆きと恐れ。それなのに小さな男と思われたくないという下心によって、「わっかりました......」と多く出さざるをえないのである。その引きつった顔と、テンションの急降下によって、存分に器の小ささを露呈させていることにも気づかず。想定外の出費は、取り戻さねばらならない。何事にも打ち克つ精神力があるのならば、楽しいひと時を過ごさせていただいたあふれんばかりの感謝で平静を取り戻し、さほど精神力がなくとも、せめて2回飲んだと思い、涙する。物理面では取り戻しも躍起となる、次に私の幹事をしている飲み会会場の候補をオシャレなダイニングバーから大学生の絶叫の響き渡る安居酒屋へ変更する。幹事力なんぞ、何の飯のタネにもならない。今後しばらくランチタイムはカップラーメンだ。さらには、残業代を稼ごうと仕事量を一気に増やさんとする(そして、後悔する)。あらん限りの手を尽くし、想定外の出費を取り戻さねば。(HK)