Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2015年7月17日(金) 「心揺さぶられる風景」

のどかで乾いた東アナトリアの大地に立ち、眼前には白く雪の被った雄大なアララト山。いつも心の中にある風景である。行ったことないけど。アララト山を心の故郷とするアルメニア人ではないし、アルメニア正教徒でもないし、聖書に思い入れがあるわけでもない(私はクリスマスと結婚式はキリスト教、葬式と法事は仏教、初詣と願掛けは神道という日本国の最大宗派に属している)。なぜかくもアララト山が心に焼き付いているのか。行ったことないけど。「アララトの聖母」という映画を見たせいか、『地球の歩き方 トルコ編』でたまたま見に入ったのか。複雑な歴史背景からか。理由は何であれ、アララト山に惹きつけられている。行ったことないけど。なぜ自由な身の時に行かなかったのかと、夜な夜な後悔している。家族で海外旅行に行こうなどという動議は、全閣僚ポストを独占している独裁者に拒まれているが、東トルコに家族旅行など、私が王権神授説を擁く絶対専制君主にでもならない限り、無理である。家庭内の権力掌握に向け、遥かなるアララト山への思いを胸に、今日の帰りはtoto BIGを買おう。6億円あれば、権力を握れる余地が出てくるかもしれない。どうせ当たらないけど。(HK)

家庭の事情でしばらく東京を離れていた時期がある。久しぶりに新幹線で東京駅のホームに入ってきた瞬間、なんとも言えない感動を覚えた。昼間だったので、別に夜景がきれいだったわけではない。見慣れたはずの東京の街並みに、震えるほど感動したのだ。今でもあの不思議な感動は忘れられない。東京を離れて、東京の街を再発見したのだろうか。友人が最近、スペインに行ってきた。世界文化遺産であるサグラダ・ファミリアにも行ったというので、さぞかし感動したんだろうなと聞いてみたところ、「へーこれが・・・」という程度だったと言う。それよりもダリが晩年を過ごしたカダケスのほうが、興味深く、感動したらしく、しきりに「行ってみて!」と勧められた。人それぞれ、そしてそのタイミング、置かれた状況によって、感動するポイントは違うらしい。それでも富士山は誰もがどんなときでも感動すると思っているんだけど、違うかな?(M)

itoh.comトップ > エディターズ・ルーム > 2014年バックナンバー

go Pagetop