itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2015年6月19日(金) 「雨具」
今月から自転車の罰則規定が厳しくなった。傘をさすと片手運転となるので、罰則対象に入ってしまうのは致し方ないが、梅雨のこの時期、自転車を日常的に使用する立場として状況は悪い。だが、品行方正な一市民として、そして小心者の小市民として、自転車運転者講習費を捻出してくれと妻に要望する勇気のない恐妻家として、雨の日に傘をさして自転車を乗り回すなど言語道断。かといって、レインコートも持っていない。雨に濡れ、水も滴るいい男にでもなれば、あえて傘をささず自転車で疾走するのも絵になるが、どうやら雨に濡れても水も滴るいい男にはならず、関ヶ原の戦いで敗れ、雨の中、落ちのびようと伊吹山山中に迷い込んだ石田光成の姿。それであろう(実際に当時雨が降っていたかは考証していない)。雨具ではなく、自転車が雨に濡れないような構造にならないものか。どうやら、自転車に取り付けることのできる屋根というものが売っているらしい。これは便利そうだと膝を叩きかけたが、私の愛車本体の価格より高いではないか。そもそも町の中で屋根のついた自転車に乗っている人も見かけたことがない。今日も雨に濡れながら愛車に跨るしかない。(HK)
関西に行ったときに、驚いたことがある。自転車に取り付けて、傘を固定するアレを取り付けている人がとても多いのだ。多くは女性で、日傘を固定するためであるが、雨の日もアレを活用して、違反せずに自転車に颯爽と乗っていた。ちょっと欲しいなと思って、アレの名前をネットで調べたら、「さすべえ」という名前であることが分かった。なかなかキャッチーなネーミングである。だが、この「さすべえ」、東京ではほとんど見かけない。関西のほうが日差しが強いからだろうか。不思議である。6月から道路交通法が改正され、自転車の罰則規定がとても厳しくなった。ネットで調べてみたところ「さすべえ」は違反ではないという説と、違反になるという説があるようだ。違反でないことが確認できたら、ぜひエディターHKにお勧めしたい。(M)