Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2015年5月15日(金) 「ゴールデンウィーク明け」

長いゴールデンウィークが明けると病人となった。ゴールデンウィーク最終日に鼻風邪をひき、その3日後に急性中耳炎となったのだ。ちなみに私を除く家族は全員仲良くリンゴ病を罹患している。我が家はウイルスにとっての理想郷であり、そして私は相変わらずウイルスに大モテである。ウイルス界の斎藤工とは、私のことだ。それにしても急性中耳炎を大人が罹患するとは。私が童心を忘れず、子どものような純真無垢な性格が原因ではないかと推測できる。今は治るどころか、右耳は難聴である。会議の際、うわの空で話しを聞いていなくとも難聴のせいにできる長所はあるものの、遠くの方でささやかれるゴシップが聞き取れなくなったことは口惜しい。ゴールデンウィーク明けに罹患すると、あまりのタイミングの良さに、会社に行きたくないからだとすぐに邪推し揶揄する者がいる。困ったものである。まるで学校に行きたくない子どものようだと。子どものころ、体温計をひしと握りしめていた事実はあるものの、ふざけるな。己がそうしたいだけだろう。ふいに怒り心頭に発する。私はゴールデンウィーク中、早く仕事始まらないかと流れ星に願いを掛けた人間である。家でも職場でも居心地のなさとプレッシャーは全くの等価関係にある。仕事中に早く帰りたいと思うのは、稀代の正直者として認めざるをえないが、ゴールデンウィーク明けのタイミングでは仕事に行きたかったのは事実なのである。オオカミ少年が「本当にオオカミが来たぞ」と叫んでいるような気分で、心外だ。(HK)

ゴールデンウイークがキレイに明けた今週、ようやく金曜日である。ゴールデンウイークに、短期間で実家に帰ったが、たまたま来ていたモンスター化した甥っ子のせいで、休みどころの騒ぎでなかった。子どもの成長とは恐ろしいもので、お正月に会ったときと同じ子どもとは思えないほどの破壊力だった。父親である弟にいろいろ言って帰ってきたが、今度会うのが正直オソロシイ。おかげで実家から戻った翌日は起き上がれないほどのダメージを受けていた。そんな連休だったためか、すんなりと現実に戻ることができた。粛々と、日々、平和に過ぎていくのが一番だと感じたゴールデンウイーク明けである。(M)

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