Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2015年4月3日(金) 「渋滞」

先日、子どもが長野にスキーキャンプに出掛けた。往復は貸切のバスである。スキーキャンプの様子は、主催者によってフェイスブックでアップされるので、様子がよく分かって良かった。便利な世の中になったものだ。しかしこれほど便利な世の中になっても道路渋滞は変わらない。帰りは日曜午後6時半到着予定だったが、渋滞に巻き込まれ、到着したのは8時過ぎだった。ほとんどの子どもたちはバスの中で寝てしまったらしい。これも昔と変わらない。渋滞のとき、ドラえもんの「どこでもドア」があればいいのにと思うのも、昔と変わらない。ドラえもんは相変わらずのび太を助けているが、クレヨンしんちゃんは映画では、メキシコに引っ越すようだ。何かオチがある気もするが。(M)

会社のそばに千鳥ヶ淵があり、武道館がある。従って、この時期は毎朝毎晩人の渋滞に悩まされる。桜は綺麗で、大学の新入生は初々しい。その人の波に交じって、汚れた中年男は巻き込まれるのである。桜や新入生に囲まれることによって、私の心身はデトックスされることはなく、掃き溜めに鶴の対語の風景がここにあるのだ。そして、いらつくのである。スラリとして常に微笑みをたたえた爽やかな青年から、こんな見苦しい中年になってしまった己の姿態のことでない。「早く歩け」と。会社に間に合わないなるではないか。朝散々寝坊したあげく、ダラダラと身支度をしたことは棚に上げ、業務開始したとしても、時間をまるでトイレの水ようにじゃぶじゃぶと無駄に流すにも関わらず。桜と入学式のシーズンが終わるまで、桜の美しさも、新入生の初々しさも吸収することなく、無駄にイライラする日々が続く。(HK)

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