Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年12月12日(金) 「出前」

中華、お寿司、ファミレス、お弁当、釜飯など、いろいろあるが、デリバリーの王道と言えば、やはりピザだろう。昔、30分以内に届かなければ「無料」というシステムがあったが、今はやっていないらしい。30分以内に間に合わせようと、無茶な運転が増えたかららしい。お蕎麦や中華などを、バイクで配達しているのをときどき見かける。調べてみると出前品運搬機という特別な装置がバイクに装着されているらしい。ウィキペディア先生によると、あの出前機は東京の蕎麦屋の店主が試行錯誤を重ねて、発明したものだそうだ。しかも、東京オリンピックの聖火が消えたときのための、予備ランプを入れて運ぶのにも使われたらしい(自動車でだが)。出前ひとつにも、日本人の技術や知恵が生きている。今度、出前のバイクを見かけたら、心の中で敬礼しよう。(M)

節約せよという怨念がビッチリ詰まった弁当を持参しているので、そもそもあまり出前にお世話になることはないが、雨天時に出前を頼むなんて極悪非道だと勘違いしていた。配達員が濡れて可哀そうだと。出前事業は雨天時こそ書き入れ時だというところまで思い至るまで、想像力の欠如による感情論に囚われていた。そば、ラーメン、ピザが出前の王道だったが、今や様々な料理が出前を行っている。いつも遅くまで仕事する同僚が連日タイ料理の出前を頼んでいた。実に美味しそうな匂いを漂わせて、ガパオを頬張っている。しかし、その出前を私は頼むことができない。1品1,000円以上するのだ。大切な大切な小遣い。一食に1,000円も投じられようか。ブルジョワジーとは同僚のことだった。同僚の名前が中野さんだとすると、ブル中野だ。松本さんという同僚がいて、中野さんと共に高級ガパオを頬張っていたりするとしたら、私にとって、彼ら(彼女ら)は、極悪同盟である。(HK)

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