Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年10月17日(金) 「金曜日」

永久に続くのかと絶望の淵にて打ちひしがれていた真っ暗闇の平日というトンネルの向こう側に、ついに1点の希望の光を見出した。毎週金曜日の朝の心象風景である。もちろん仕事は楽しいに決まっているのは言うまでもない(当一文検閲済)。だが、毎朝決まった時間に起きなければならないのが平日の苦痛である。それでも責任感と精神力によって克己した私だからこそ、起床することができる。そして会社に行ってしまって、仕事さえ乗り切れば。。。金曜日の夜、オフィスのビルを出たときの解放感たるや、どこの極上リゾートにも負けるものではない。特に業績を上げたわけでも、頑張ったわけでもないことは一歩外に出た途端に、綺麗さっぱり忘れ、挙句の果てに日本三大急流の一つである富士川の水の流れのごとく、5日間という短期間で積み重ねた業務上の失敗を水に流す。新しい週末が来た。希望の週末だ。喜びに胸を開け、大空仰げ。(HK)

金曜の夜は空気が違う。外に出ればすがすがしいし、家の中の空気は和やかだ。これはひとえに、私の気分のよるものだろうことは、薄々気づいてはいる。いや夜だけではない。金曜の朝も空気が違う。希望に満ちた空気とでもいうのだろうか。だが、その希望は金曜の夜にマックスとなり、土曜の朝から日曜の夜にかけて、ものすごい勢いで消えていく。毎週のことだ。そして今日は金曜日。子どもの学校の行事と、子どもの習い事だけで消えていく週末と分かっていても、気持ちの高揚が抑えられない。「金曜のこの感じ(解放感)を味わうために、働いている」と言った同僚がいた。なるほど、そうかもしれない。(M)

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